まるでパンを食べているような分厚い皮の焼き餃子!?“ヤケド覚悟”でハマる常連客続出の町中華
ホクホクの炒飯に、アツアツの麻婆豆腐! 人気町中華には必ず存在する看板メニュー、通称「常連メシ」。今回は、名古屋市・中川区にある創業28年の「ぎょうざや」の常連メシを調査しました。
カリッ!モチッ!とした独特の食べ応えにハマる常連続出の「餃子」
「ぎょうざや」には、「えび蒸し餃子」「大葉蒸し餃子」「スープ餃子」「水餃子」など、店名の通り多彩な餃子メニューが存在します。その中でも群を抜いて支持されているのが「餃子」です。
(女性客)
「100個いける」
「皮がおいしい! 一口目がカリッ、二口目からモチッみたいな」
いわゆる「ホワイト餃子」がルーツで、まるでパンを食べているような分厚い皮が最大の特徴。
(常連客)
「タレをちょっとごはんに浸してパクリ。たまらん!」
「津ぎょうざもおいしいし、浜松餃子もおいしいし、宇都宮餃子もおいしいけど、オレらはコレ」
餃子の具は、牛や豚の背脂・豚ミンチ、食感の決め手は、細かく刻んだ塩漬けのキャベツや白菜。ガーリック・ジンジャー・シナモンなど、数種類の香辛料をブレンドしたオリジナルスパイスで味付けします。分厚い皮も自家製で、1つ1つ包む丁寧さ。独特の食べ応えに、ハマる常連客が続出しています。
「火傷しても食べたい!」おいしさの理由は皮の中に閉じ込めたうま味
物心ついた頃からこの餃子に親しむ常連もいれば、関西方面からわざわざ訪れる常連客もたくさん! それほどまでに客を惹きつける理由とは…。
(常連客)
「ラードを使ってる。ラードを使った焦げ目」
焼き時間は20分。熱々に熱したラードで時間をかけてじっくり焼き色を付けています。一見すると、揚げているようにしか見えませんが…。
(2代目店主・伊藤翔太さん)
「焼き餃子です。焼き餃子で通しとる。揚げじゃないです!焼きです!」
店主曰く、あくまでも「焼き餃子」なのだそう。
20分かけ焼き上げた餃子は、皮の中にしっかり熱をため込んでいるため、ヤケド覚悟の熱さ。その熱さゆえに、食べ方には鉄則があるそうで…。
(常連客)
「餃子に穴をあける。全部はあけませんよ。食べる分だけ、早く食べられるように」
食べる前に、穴をあけて熱を逃がすのが鉄則です!
食べ方は千差万別!おすすめの食べ方は「たまごスープ」に漬け込むスタイル
客によって食べ方にも様々なスタイルがあり、酢7にしょう油3で酸味を強めに効かせるスタイルに、ひと口かじって穴から“具材にタレ”を染み込ませるスタイル、タレの中に20秒以上漬け込むスタイルなど、思い思いの食べ方をしていました。中でも多くの常連客が実践していたおすすめの食べ方は、ライスセットなどについてくる「たまごスープ」に漬け込むスタイルです。
(常連客)
「ふやけてきたら食べる、一番おいしい」
「(たまごスープに)ニンニクを入れる」
水餃子のように皮がスープを吸っており、熱くても一口で食べるのがコツだそうです。
常連客が千差万別のスタイルで楽しむのが、「ぎょうざや」の流儀。
(常連客)
「ツマミにもなり、ご飯のお供であり、シメにもなる」
「誕生日もココで満足!」
食べ方も、食べるシチュエーションも自由自在。そんな「ぎょうざや」の「焼き餃子」を求めて今日も常連客がやってきます。
CBCテレビ「チャント!」10月23日放送より