酷暑も笑顔のさわやかアナが三重・桑名市で『しろざけや茂三郎』のかき氷を調査!フワフワ食感かき氷で涼を満喫!
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、町に根づく愛されフード。CBCアナウンサー2年目の松本道弥アナが全力で調査します。
今回は、ハマグリ料理で知られる『三重・桑名市』で、『しろざけや茂三郎のかき氷』を調査! 店名にも謎が多いですが、聞き込みによると、読み方は「もさぶろう」。 昔ながらのフワフワな氷に、自家製シロップがかかっていて、桑名市民を虜にしているよう。お茶屋さん出身の店主が作っているそうで、抹茶味がオススメだとか。
『しろざけや茂三郎』は、季節を問わず、年中かき氷を楽しめる店。
ご主人にもすすめられた『抹茶かき氷』が早速登場です。金時にアイスクリームものったかき氷はボリューム満点。スプーンを入れると崩れそうなくらいのフワフワ感です。ひとくちで抹茶の濃さに感動する松本アナに、「本物の抹茶をたてて、かけています」とご主人。上質な愛知県西尾産の高級抹茶を茶筅でたて、そのまま惜しみなくかけることで、他にはない濃厚な味わいを生み出しています。
氷は、鈴鹿山脈が育んだ天然水を使用。溶けるスレスレの温度を見極めることで、粉雪のようなフワフワ食感を実現しています。また、トッピングのアイスも自家製で、甘さ控えめのすっきりとした味わいが、抹茶にコクをプラス。さらに金時は朝炊いたもので、豆の形を残すように「命がけで炊いています」とご主人。30種類ほどあるかき氷の中で、この『抹茶金時クリームミルク(850円)』は二人に一人が頼むというダントツ人気ナンバーワン!
このかき氷の人気や店の成り立ちについて、ご主人が教えてくれました。元々この場所に『しろざけや』というお餅屋さんがあり、夏限定でかき氷も販売。地元の誰もが、その店のかき氷を一度は食べたことがあるというくらい有名なお店だったとか。十数年前に店を建て替えたものの、1年も経たないうちに後継者が亡くなり、存続の危機に。当時、その親族が一縷の望みをかけ訪れたのが、老舗のお茶問屋『茶茂(ちゃも)』…、ご主人が跡を継いでいた店です。 既に、かき氷などを出す甘味処の経営の実績もあった『茶茂』。地域の人に愛された店を引き継いでほしいとの思いを受け、語呂がよい2代目「茂三郎」の名前を加えて、『しろざけや茂三郎』として再スタートしたのです。
「“しろざけや”の古き良きものは残したい。基本は引き継ぎ、家業であるお茶屋さんの特色も活かしながら守っていきたい」と、ご主人は語ってくれました。
(8月5日(金) CBCテレビ「チャント!」より)