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笑顔涼しげアナが岐阜・北方町の『みょうがぼち』を調査!風味と食感がクセになる夏限定の味!

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、町に根づく愛されフード。CBCアナウンサー2年目、神戸生まれ東京育ちの松本道弥アナが調査します。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

今回は、田園風景が広がる『岐阜・北方町』の『みょうがぼち』です。
地元の方によると、ミョウガの葉で包まれている、そら豆のあんこが入った和菓子で、餅でもなく饅頭でもない独特の皮がポイント。毎年、夏頃しか出回らないものとのこと。

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教えてもらったお店、昭和元年創業の和菓子店『菓匠とよだや』を訪れます。
大きく目立つ『みょうがぼち』の看板からも、イチオシなのが分かります。

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情報の通り、葉に包まれた和菓子を見て「ちょっと笹だんごっぽい感じ」と松本アナ。
ミョウガの香りを確認し、葉を取って口に運ぶと「何だ、この皮は…」と確かに食感が不思議なことに気づきます。モチッとしていますが、伸びるわけでもなく、餅と饅頭の間のような口あたり。中のあんこは甘さ控えめで、そら豆自体の自然な甘さが感じられます。おいしさのヒミツは、乾燥そら豆を使い、粒を残すため硬めに仕上げ、煮詰め過ぎないことでホクホク食感を生み出します。「たまに栗が入っていると、勘違いされる方もいる」と3代目。

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そのあんこを包む皮は、小麦粉を練り返して作る生地で、加える水の温度や手の感覚を頼りに練り具合を調整し蒸し上げると、柔らかい中にもプリン!とした食感になるのです。
お菓子にはあまり使われないそら豆とそれを包む皮の絶妙なバランスがクセになる『とよだや』の『元祖みょうがぼち(180円)』。毎年夏には地元の人で行列ができ、早々に売り切れることも珍しくありません。

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なぜこのように愛されるようになったのか?を尋ねると、北方町では昔から田植えの時の合間に食べる“おやつ”として作られてきたそうで、小麦粉を練って火を通したものをこの地域では「ぼち」と言われていたことから『みょうがぼち』に。休憩の時に手が汚れていても、巻いてある葉を持って食べられるため重宝したとか。田植えの頃はミョウガの葉も勢いよく生えてくる時期で、それを利用したようです。この店では、地元の農家の協力を得てミョウガの葉の生産を確保。葉が収穫できる毎年6月から9月頃まで限定販売しています。
もともと初代が内々で作っていた『みょうがぼち』がおいしいと評判で、昭和の中頃に2代目が販売に踏み切り、日持ちしなかった生地を改良。さらに3代目は供給の安定化に努めてきました。今では、北方町の夏に欠かせない愛されフードとなったのです。

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(7月22日(金) CBCテレビ「チャント!」より)

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