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デブ味覚

デブ味覚

サマリーSummary

ゲンキスチューデント:木下桜
ゲンキリサーチャー:中村昌也
ドクター:片山隆司
しっかり味のついた料理についついマヨネーズをかけたり、ラーメンを食べた後スープにご飯を投入したりしていませんか?そんな方は要注意。肥満につながる「ある味覚」が衰えているかもしれません。今回は、太ってしまう意外な原因「デブ味覚」を徹底リサーチします。

「デブ味覚」について

・デブ味覚とは?
味覚には、主に「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5種類があり、そのうち「うま味」を感じなくなっている状態をデブ味覚と言います。

・「うま味」が衰えるとなぜ太る?
うま味が衰えると、代わりに塩分・糖分で脳を満たそうとします。しかし、塩分(塩味)は、食欲を増進させるだけでなく味覚を鈍らせるため、味が脳まで届きづらくなり少量の食事では脳が満足できなくなってしまいます。すると、脳を満足させるために甘味(糖質)を摂り過ぎてしまい、肥満の原因につながるのです。実際に塩分の摂取が多い人ほど、肥満が多い事が分かっています。

・デブ味覚スパイラルに要注意!
うま味が衰えて、塩分や糖質を過剰に摂取していると、さらに味覚が衰えていきます。どんどん過剰になっていくデブ味覚スパイラルに一度陥ると、なかなか抜け出す事はできません。結果、心筋梗塞や糖尿病、脳梗塞など、生活習慣病のリスクも上がってしまいます。特に塩分・糖分を多く含むラーメンなどの高カロリー食は、癖になりやすいので要注意です。

第6の味覚「脂肪味」について

5種類の味覚に加えて、最近「脂肪味」という第6の味覚が発見されました。デブ味覚の人は、脂肪味にも鈍感と考えられています。

・「脂肪味」に鈍感になるとどうなる?
脂肪を食べても消化の準備が始まらず、満腹になるまでたくさん食べてしまいます。結果、摂取カロリーの増加につながります。また、脂肪を摂取すると脳から快楽物質が分泌。その依存性は、タバコやお酒よりも強いと言われています。

あなたは大丈夫?「デブ味覚」チェック

一つでも当てはまる場合は、デブ味覚の可能性があります。

・味が付いていても、自分で味を追加してしまう
・市販のお弁当の味付けが大好き
・食後すぐでも甘い物が食べたくなる
・よくながら食いをする
・添付のタレは最後まで使い切る
・お腹が空かなくても決まった時間に食べる

デブ味覚を改善する「出汁ドリンク」の作り方

このドリンクを飲んで「薄い」「おいしくない」と感じる場合は、デブ味覚の可能性があります。「出汁ドリンク」を毎朝飲んで、デブ味覚を改善しましょう。

<材料(2週間分)>
カツオ節 30g
煮干し  10g
刻み昆布 10g
緑茶   5g

<作り方>
▼煮干しとカツオ節を火にかけて水分を飛ばす
▼煮干し・カツオ節・刻み昆布・緑茶をミキサーで粉末にする
▼1杯の目安は、粉末大さじ1杯
▼150~200ccのお湯で溶かしたら完成

<ポイント>
味覚が敏感な朝一番に1杯飲む事で、うま味・脂肪味の改善に繋がります。さらに、残った粉を食べるとより効果が期待できます。

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