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ドラの巻【CBCドラゴンズ情報】

中日ドラゴンズ勝野、岡林、若竜投打の二人 今だから言える昨年活躍できた裏話

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中日ドラゴンズ勝野、岡林、若竜投打の二人 今だから言える昨年活躍できた裏話 | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 | CBCテレビ・CBCラジオ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

■38年目を迎えたサンドラ

ドラゴンズファンの皆さん、新年明けましておめでとうございます!

1983年にスタートしたサンデードラゴンズ、今年で38年目のシーズンを迎えました。大長寿番組ではありますが、いつまでもルーキーのようなフレッシュさを持ち合わせ、このコラムも含め、毎週ファンの皆さんのハートをしびれさせる情報を展開して参ります!今年もご愛顧のほど、宜しくお願いいたします!

さて令和3年一発目のサンドラは飛躍が期待される投打の二人、勝野昌慶投手、岡林勇希外野手をゲストに迎え、今シーズンの意気込みを聞きました!

■心を奮い立たせた激励

ルーキーイヤーである一昨年は腰の故障もあり、1勝止まりだった勝野。迎えた昨年は二軍スタートだったものの、終わってみれば13試合に登板し、4勝5敗、防御率3.88。72イニングを投げ、先発ローテーションの一角として存在感を示した。

一軍昇格の声がかかったのは7月。勝野自身は開幕当初から調子は良く、一軍のバッターに投げられることが楽しみだったとその時の心境を語った。

そして彼自身の開幕戦となった7月11日、対広島戦。初回、先頭打者のホセ・ピレラ外野手に初球をいきなりレフトスタンドへ運ばれる。これでリズムが狂ったのか、3回途中までしか持たずの6失点KO。せっかくチャンスをもらったのにと、二軍落ちを覚悟した勝野。しかし二軍降格の報せは彼には届かなった。

ここで裏話。
首脳陣から思いもよらぬ言葉がかけられたという。

“これが本当のお前の力なら二軍に行ってもらうがそうではない。持てる力をもっと出せ”

まさに打たれた、その結果だけで判断せず、常日頃から本来の勝野をよく観察し、実力を評価していた首脳陣のスマッシュヒット。

“もう一回チャンスがもらえた。次は悔いのないよう、全力で対戦バッターと勝負しよう”

決意を新たにマウンドへ向かった結果、後半戦はローテの一角を任せられるまで成長。負け数が勝ち星よりひとつ上回ったものの、クオリティスタート(6イニング以上を自責点3以下で投げる)を、登板試合の半分以上となる7試合記録。先発投手としての役目を十分果たす活躍を見せた。

実は躍進した理由にも裏話がある。

■躍進した裏に投手コーチの金言あり

勝野自身、それは今でも忘れられない言葉。
シーズン序盤、阿波野一軍投手コーチから金言を授かったのである。

“コントロールが荒れるのは覚悟している。四球を出すな、なんて言わないから自分の球で勝負して勝ってこい”

コントロールに不安を抱えていた勝野だったが、登板前にその助言を聞き、心の中にあった靄(もや)が一瞬にして無くなり、打者と対峙できるようになったという。アドバイスの効果があってか、与四死球率も2019年の4.96からチーム四番目の好記録となる2.38へ向上していった。

しかし勝野はこの結果に満足していない。

“数字だけ捉えれば良かったかもしれないが、ゲームの流れとかを振り返ってみると、満足していない。今季はしっかり修正して取り組んでいきたい”

今季さらなる飛躍を自分に課すための目標。それは右投手で一番の成績を残すこと。

言い換えれば右のエース。

目先の目標は昨年8勝を記録した福谷超え。同じ右投げのチームメイトには柳や梅津もいる。そしてスーパールーキー高橋宏も虎視眈々と右のエースの座を狙うはず。

しかし勝野には負けない闘志が、そして自信がある。持病であったヘルニアを克服し、ストレートに磨きをかけたことがさらなる高いステージでの勝負を求める活力となったのは言うまでもない。

感情が表に出ると投球にも乱れが生じる。それを抑えるために、試合中は決して笑みを見せず、ポーカーフェイスを保ち続けている勝野。マウンド上で笑みを見せるのは勝利の瞬間のみ。今シーズン、勝野の笑みを見る回数が増えれば、必然と優勝争いに加わっていくはずだ。

■天性のセンスでヒット量産

高卒ルーキーながら、二軍で64試合出場し、リーグ3位となる打率.285、15打点、4盗塁をマーク。ウエスタン・リーグ優秀選手賞を受賞。1軍デビューも果たし、初ヒットも記録し、しっかり爪跡を残す活躍をみせた岡林。

高校時代、投打の二刀流として名が知られたものの、プロでは野手一本で勝負を挑むことを決心。ただ高校の恩師が言うには打つことに関しては全く教えていなかったという、まさに自己流。それでも二軍とはいえ、3割近い打率を残すのだから、天性のセンスとしか言いようがない。

一年目の成績については自身も驚いている様子で、こんなにできるとは思っていなかったと正直に話す。そして幼少時から父親から教えられた、ショートの頭をめがけて打つ練習が好結果につながったのではと岡林は振り返る。

また躍進できた要因として、岡林にも勝野同様、裏話が存在した。コロナ禍による開幕の遅れが彼にとっては幸いとなったようだ。金属から木製への対応に時間をかけることができたことは岡林にとってこれ以上にはないプレゼントとなった。

『どちらかというと岡林は結構集中して(ボールに)反応するタイプ。その辺がすごいところですよね』

仁村二軍監督も目を細めて、岡林の成長ぶりを振り返る。

■石川昂と切磋琢磨

バッターとしてプロで生きていく。この決断が正しかったことをしっかり一年目から結果で示した。ただ一軍を経験したことにより、今後取り組んでいかなければいけない課題が見えたのも事実。

“ファームとは違って、ボールの質や、打者一人一人の打球の速さが違う。甘いボールを一球で仕留められるかどうか。それが一軍に残るかの分かれ道になるかと思う”

同期入団には近い将来、チームの主砲として期待されている石川昂内野手がいる。

“プライベートは仲が良いですが、野球をやるうえではライバルとして良い刺激となっています”

岡林が塁に出て、石川昂が返す、そんなシーンを早く見たいと思っているドラゴンズファンは多いはず。昨年末、CBCラジオ「若狭敬一のスポ音 年末スペシャル」出演時、3年目で大島選手からレギュラーを奪うつもりでいると公言。巧打、強肩、俊足の三拍子を兼ね備えた、新たなるドラゴンズのリードオフマンとしてバンテリンドームでの活躍する姿が目に浮かんできそうだ!

がんばれドラゴンズ!燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

画像:「サンデードラゴンズ」に出演する勝野昌慶投手と岡林勇希選手(C)CBCテレビ

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