新年度を迎え、多くの人が新生活をスタートさせる中、恐竜の聖地・福井県勝山市に「白亜紀ダイナ荘」という賃貸アパートが完成しました。このアパートは、昨年日本で初めて設立されて大きな話題を呼んだ「福井県立大学恐竜学部」の学生専用となっています。4月10日の『CBCラジオ#プラス!』では、アパートのこだわりなどについて、大北久保建設株式会社の和田晃幸さんに尋ねました。聞き手は竹地祐治アナウンサーと天野なな実です。白亜紀ダイナ荘とは「白亜紀ダイナ荘」は鉄骨3階建てで、1階には北陸銀行勝山支店がテナントとして入居し、2階と3階が1K・全10室の学生向け居室という構成です。今年から1、2年生が勝山キャンパスで勉強することになり、学生さんが勝山に住居を構えることになったため、単身学生アパートを建築しました。竹地と天野は「恐竜学部で何を学ぶんだろうという驚きがある」と興味津々。これに対し和田さんは、化石の研究はもちろん、CGグラフィックスや土木的な要素も含まれていると聞いているとのこと。竹地「福井県で発掘作業も将来できるし、土木関連の仕事も得意っていうことになってくるということは、和田さんところで将来働いてもらえるような人が育つ場所ってことですね?(笑)」和田「そうですね、そうなってもらえると(笑)」部屋の名前は恐竜「白亜紀ダイナ荘」という名前は、勝山市で発掘される化石の多くが白亜紀のものであること、そして藤子不二雄氏らが若き日を過ごした「トキワ荘」のように、同じ志を持つ学生が集う場所になってほしいという願いから名付けられました。アパートの外観には、なんと全長6メートルのプテラノドンのオブジェが設置されています。和田「白亜紀ダイナ荘ですから恐竜をつけたいなということで。社内でもみんな笑いながらいろんなことを決めていきました」さらに驚くべきは、各部屋の名称です。「101号室」といった番号ではなく、すべて恐竜の名前が割り振られています。和田「『福井県勝山市本町2丁目白亜紀ダイナ荘ティラノサウルス』で郵便物が届いたり、免許証に住所を書いたりすると楽しいかなということで、恐竜の名前になっています」この名称は学生たちの意見も取り入れられています。たとえば白亜紀の巨大恐竜である「アルゼンチノサウルス」の部屋には、住む学生に「ビッグになってほしい」という熱いメッセージが込められているとのこと。竹地「住民票を書く時に窓口の人も笑うでしょうね」日本日恐竜に携わる建設会社大北久保建設は、40年前から恐竜化石の発掘に携わり、福井で発見された化石の約8割を自社の重機で掘り出してきたという、まさに「恐竜と共に歩んできた」企業です。新キャンパスや福井県立恐竜博物館の建設にも深く関わっており、今回のプロジェクトはまさにその「恐竜愛」の集大成と言えます。今回の建設のきっかけは、北陸銀行から受けた店舗の建て替え相談。「地域を一緒に盛り上げよう」という銀行側の想いに和田さんたちが共鳴し、この夢のようなアパートが実現したのです。最後に和田さんは、入居する学生たちへの温かい想いを語りました。「私たちの目標は、地域の学生さんたちのお父さん、お母さんになること。親代わりになって、地域みんなで学生さんを守ってサポートすることで、学業に専念していただければ。将来このアパートから恐竜博士になって、また勝山に戻ってきてくれたら、私たちはとても幸せです」放送時では、10室のうち8室が入居済み。残る2室は「トロオドン」と「スカンソリオプテリクス」という名前の部屋だそうです。これからこの場所から、世界を驚かせるような恐竜博士が羽ばたいていくのが楽しみでなりません。(ランチョンマット先輩)