世界中が熱狂する最も大きな野球の祭典「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。3月の開幕を控えて日本代表である「侍ジャパン」は、2023年の前回大会に引き続き世界の頂点を目指します。2月28日放送のCBCラジオ『石塚元章ニュースマン!!』では、そんなWBCの話題をお届け。しかしCBC論説室の石塚元章特別解説委員が気になっているのは、侍ジャパンではなくチェコ代表選手とのこと。それには大きな理由がありました。WBC開幕石塚「WBC本選がいよいよ3月に始まりますね」WBC本大会の一次ラウンドは、日本を含む20か国で行なわれます。一次ラウンドの組み合わせはすでに発表されており、5か国ごとに4グループに分けられています。石塚「その一次ラウンドを勝ち抜くと、アメリカで試合ができるわけです」日本がいるのはCグループ。日本、韓国、台湾、オーストラリア、そしてチェコの5か国で雌雄を決します。総当たりで試合を行ない、その結果上位2チームがアメリカで行なわれるその先のラウンドに進むことができる、といった具合です。連覇を目指す侍ジャパンに期待が高まるのはもちろんですが、それとは別に今回石塚が注目しているのはチェコ代表選手だとか。二足の草鞋石塚「チェコのチームにはアマチュアの人が多いんですよ」実はチェコは、それほど野球が盛んな国ではありません。サッカーやアイスホッケーといった伝統的で人気のあるスポーツが圧倒的なシェアを占めているため、野球人口が多い方ではありません。そんなチェコの代表選手リストを見た石塚。石塚「本業が消防士とか学校の先生とか、会社員や大学生、デザイナーとかなんですよね」中にはプロの野球選手もいますが、大半は野球選手を本業としておらず、チームを率いるパべル・ハジム監督も、本業は精神科医とのこと。応援の声実はこの「チェコの二刀流選手たち」の話題は前回のWBCの時にも大きな反響を呼び、オンジェイ・サトリア選手は「大谷から三振を奪った電子技師」として注目されました。石塚「前回大会では1勝だけしたんだったかな」もちろん一次ラウンド敗退で帰国という結果にはなりましたが、プロと渡り合うアマチュア選手たちの奮闘に、日本だけでなく世界中から賞賛と応援の声が上がりました。石塚「そういう顔ぶれで頑張っているのを見ると、1勝2勝はして欲しいなという気持ちになりますよね」とはいえCグループは強豪揃い、台湾や韓国も野球が盛んです。「なかなか大変だろうけど頑張ってもらいたい」とコメントした石塚。ふたつしかない出場枠をかけて同じグループで争う国同士ではありますが、選手たちへの敬意を込めて応援が集まりそうです。盛り上がるチェコそんなチェコですが、3年前のWBCをきっかけに野球ファンが2倍近くまで急増したそう。野球人口も増え、今後は更にチームが盛り上がっていきそうな気配がしています。石塚「チェコの国営テレビが、今回のWBC全試合を中継するんだって」日本ではNetflixに加入しないと視聴できませんが、チェコでは自宅で誰もがWBCを応援することができるとのこと。力の入れようが違います。さらにはチェコチームのユニフォームにも注目が集まっています。石塚「ユニフォームに、カタカナで『チェコ』って書いてあるんだよ」前回大会でも、日本にとても友好的な姿勢を見せてくれたチェコチーム。今大会ではまさかのユニフォームに日本語で「チェコ」表記が入っていたことに、野球ファンからは「嬉しい」「かわいい」など喜びの声が上がっています。石塚「なんだかチェコを応援したくなるよね」侍ジャパンはもちろん、他国の選手たちの活躍にも期待したいWBCです。(吉村)