“花鳥風月”の達人・気象予報士が厳選する東海地方の桜絶景スポット
桜シーズンに突入し、東海地方でも桜が咲き始めました。そこで、数ある桜の名所から気象予報士の目線で桜を100倍楽しむスポットを厳選!イチオシの絶景桜スポットをご紹介します。
まるで雲海!見下ろす桜が絶景「御津山園地」
標高94メートルの小高い山にある愛知県豊川市の「御津山(みとやま)園地」には、約150本のソメイヨシノが咲き誇ります。西三河と東三河の山間で冷たい空気が入りにくく、小高い山は一定のあたたかい温度を保ってくれるので桜を長く楽しめるのがポイント。山頂の展望台から見下ろす桜は、まるで雲海のよう。満開になると眼下に桜が広がり、360度ピンク色の雲海が楽しめます。近くにある、創業100年以上の老舗和菓子店「三河屋製菓」の期間限定グルメ「さくらもち」(150円)や「花見だんご」(130円)をテイクアウトして、桜を見ながら味わうのもオススメです。
芝生でお花見!大パノラマで絶景「八ツ面山公園」
愛知県西尾市の「八ツ面山(やつおもてやま)公園」山頂にある広大な芝生公園は、お花見にオススメのスポット。取り囲むように植えられた桜を大パノラマで楽しめると、毎年多くの人で賑わいます。昭和40年代に植えられた、樹齢約60年の桜の大木は圧巻!歴史ある桜と若木が植えられているので、桜の成長が見られるのもポイントです。
夕日に染まる桜が美しい「西浦園地」
西浦半島先端の高台にある「西浦園地」は、愛知県蒲郡市内屈指の桜の名所。三河湾に面しているので、桜越しに海を一望できます。昼間の桜が美しいのはもちろん、太陽が沈む時間帯は格別!三河湾は知多半島と渥美半島に囲まれている穏やかな海のため、太陽の光が反射して光の道がきれいに映し出されます。そのオレンジ色に輝く三河湾をバックに、夕日に染まる桜が織り成す風景は、ため息が出るほどの美しさ。そんな夕暮れ時の絶景を、すぐ横にある「天空海遊の宿 末広」の屋上露天風呂から楽しむことも。お風呂に入りながら、贅沢なひとときを過ごせます。
名古屋市内で桜を見るならここ!桜の名所「山崎川」
名古屋市の千種区から港区まで広い範囲を流れる「山崎川」は、全国的にも有名な桜の名所。川沿いを散策しながら、両岸に咲き誇る約600本もの桜を眺められます。約2.5キロにも及ぶ桜並木なので、楽しみ方はそれぞれ。「鼎橋(かなえはし)」では目線の高さで桜を楽しんだり、川にせり出した踊り場がある「田辺公園」では立体的に包み込む桜を堪能したりできます。また、「山崎川」のすぐそばまで行ける階段を下り、川沿いを歩きながら桜のトンネルを満喫することも。桜が満開を迎える頃には、花吹雪や、散った花びらが水面に浮かんで流れる「花筏(はないかだ)」も楽しめます。
(2024年3月30日(土)放送 CBCテレビ『花咲かタイムズ』)
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