酒井美紀【スジナシ】悪女誕生!?ときめく鶴瓶「ものすごい嬉しかったもん、何しとんねん!」
【2009年5月26日放送】
設定は「病院の廊下(夜)」。スタジオには少し広めな病院の廊下が作られた。夜、人気の無い病院の廊下でどのような展開が見られるのだろうか?普段は清潔感漂う役柄が多い酒井美紀が、どんなスジナシを見せてくれるのだろうか?
恒例となった観客からのキーワード募集。今回はベルギー人留学生のルカさんから「拙者、海賊でござる」に決まった。このキーワードが今回の重要なポイントになろうとは、鶴瓶も観客も当のルカさんも知る由も無い。
スタート直前、酒井は小道具として花束を選択。鶴瓶板付き、酒井フレームインで始まった。待合の椅子に所在なさげにいる鶴瓶。様子を窺うように入ってきた酒井はそーっと鶴瓶に近づき花束を差し出す。「こうちゃん誕生日おめでとう!」いきなり親密な関係をアピールした。恋人同士?と思いきや実はそうではなかった。
酒井が演じた役は、酒井のイメージとはかけ離れた「鶴瓶と不倫をしている」女性。しかも少し気性の激しいタイプ。酒井は畳み込みように次から次へと際どい台詞を連発していった。それには鶴瓶もタジタジ。酒井は病院長の娘で、鶴瓶はこの病院の勤務医という設定。
妻と別れられないことを攻め続ける酒井に対して決意を込めて鶴瓶が言う。「今からお父さんに言う!」さすがの事態に酒井が止めに入ろうとしたところに鶴瓶はあのキーワードを発した。「拙者、海賊でござる」「・・・?」なおもキーワードを連発する鶴瓶にそうそうとは知らない酒井が絶妙な切り返しを見せていく。
鶴瓶、酒井、観客が一体となった大爆笑のスジナシが完成した。
番組紹介

笑福亭鶴瓶とゲストがその日に知らされるセットの中で、台本(=スジ)ナシ・打合せナシ・NGナシのぶっつけ本番で“即興ドラマ”を演じるバラエティ番組「スジナシ」。1998年にCBCテレビで放送を開始し、2011年からは番組名を「鶴瓶のスジナシ」に。進行役にフリーアナウンサーの中井美穂さんが加わりました。その後、2014年に番組は終了し、現在は定期的に舞台公演が開かれています。
その魅力は、意外なストーリー展開や、想像を絶する結末など、台本が無いからこそ生み出される多様なドラマ。お互いの意思が上手く通じ合ったことで生まれた名作や意思の疎通が出来なかったことで生まれた快作…絶対に先がよめないハラハラドキドキ感で多くの人の支持を得てきました。
そんなスジナシの名作・傑作選がYouTubeにて再び楽しめることになりました。毎週金曜20時に1話ずつ追加されていきます。是非ご期待ください。