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尻をつまんで尻で相撲?伊東市・音無神社の奇祭

尻をつまんで尻で相撲?伊東市・音無神社の奇祭

静岡県伊東市にある音無神社では11月10日(火)に「尻つみ祭り」という伝統的なお祭りが行われます。「天下の奇祭」とも呼ばれるこの祭り、とある大会が行われることでも知られているそうです。11月6日放送のラジオ番組『CBCラジオ #プラス!』では、一般社団法人伊東観光協会宣伝係の山本さんが、お祭りの由来や同時開催される大会の詳細について紹介しました。聞き手は天野なな実と竹地祐治アナウンサーです。

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尻つみ祭りとは

伊東市にある音無神社で毎年11月10日の夜に行われている「尻つみ祭り」。一風変わった名前ですが、その本質は非常に歴史深く厳かな神事。
社殿の明かりをすべて消した暗闇の中で静かに進められます。 参列者は御神酒をいただく際、隣に座っている人のお尻をつまみ、それを合図に盃を回していきます。

山本さんによると、このお祭りの起源には諸説あるものの、音無神社の神様である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)にまつわる言い伝えが残っているそうです。

豊玉姫命がお産をする場所を探していた際、たまたま辿り着いたのが音無神社でした。
神様が周りの人々に対して「私のお産をするところを見てはだめですよ」と伝え、暗闇の中で静かに赤ちゃんを出産したという話から、現在の尻つみ祭りへと繋がっているとされています。  

膨らむ“尻摘み“想像

スタジオのふたりはお祭りの様子が気になります。

天野「暗闇で隣の人のお尻をつまむんですか?

山本「真っ暗の中で厳かに神事が行われます」

竹地「これ、男女はどういう風に並んでるんですか?」

山本「おそらく私の知る限り、男性しかいないと思います」

話を聞いてイメージがますます膨らむふたり。

天野「お尻つまみって聞くと、ちょっとクスッとしちゃうんですけど、神事ですから、その雰囲気は厳かな雰囲気ってことなんですよね。笑ってはいけないゲームみたいな感じにちょっとなっちゃいます」

竹地「摘まれた瞬間に飛び上がりそうになっちゃいそう」

山本「力加減間違えると大変なことになっちゃうから」

天野「『あんた、さっき強くやったでしょ!』みたいなね(笑)」

山本「しばらく言われそうな感じでね(笑)」

竹地「変にこそっと触られても、それも気持ち悪いんです(笑)むずむずする」

天野「難しい、その加減がね(笑)」

決して笑ってはいけない真剣な神事だからこそ、加減の難しさや独特の緊張感が生まれるのもこのお祭りの特徴です。 

尻相撲大会も同時開催

厳かな神事の終わりを見計らって開催されるのが、名物の「尻相撲大会」。

昭和50年(1975年)11月10日に始まって以来、伝統文化の継承と地域の発展を目的に続けられており、今年で52回目を数えます。
かつては郷土芸能大会や仮装パレードなども行われていましたが、お尻を突き合わせて競い合う形式が定着しました。

山本「今このご時世、なかなかお尻を突き合わせてやるイベントっていうのが他にないもので。皆さん盛り上がりますね」

大会は「子どもの部」「大人の部(個人)」「団体の部」の3部門で構成されています。特に大人の部と団体の部は募集開始とともに申し込みが殺到し、すでに定員に達して締め切られるほどの人気ぶりです。

竹地「大人が楽しんじゃう大会なんですね」

山本「そうなんですよ。というのもですね、優勝しますとちょっとした賞金が出まして、そちらを片手にですね、夜の街に繰り出していただけたらなと思います(笑)」

また、過去にこの子ども部門で優勝して「横綱」となった参加者の中には、成長して東洋大学の相撲部で活躍している選手もいるとのこと。歴史と本格的な盛り上がりが伺えます。  

子どもの部募集中

現在、「大人の部」と「団体の部」は受付を終了していますが、「子どもの部」は絶賛募集中とのこと。
参加希望者は伊東市の観光公式サイトに掲載されている要項を確認し、申込書兼誓約書に必要事項を記入の上、伊東市観光案内所へファクスで申し込むシステムです。

大会の最中には専用のお囃子がBGMとして流れるとのこと。

山本「こちらに合わせてですね、最後、『ドドンガドン』でお尻をぶつけ合う形なりますね」

天野「確かにこれはみんな笑いが漏れて盛り上がっていいですよね」

山本さんが「こちらのお祭りなんですけども、競う祭りではなくて、楽しんでいただくお祭りですので」と話す通り、勝ち負け以上に会場全体に笑顔と歓声が広がる温かいイベントです。
伝統的な厳かさと、誰もが笑顔になれる楽しさを兼ね備えた「尻つみ祭り」と「尻相撲大会」。秋の伊東を訪れて、その独特な熱気を肌で体感してみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
 

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