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ベンチでふたりで語り合っている気分。東京・深大寺の銅造釈迦如来倚像

ベンチでふたりで語り合っている気分。東京・深大寺の銅造釈迦如来倚像

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、仏像巡りが趣味の佐藤楠大アナウンサーが、脚を運んで現地で見た仏像についてレポートしています。5月21日の放送では、佐藤楠大アナウンサーが若者に人気の東京調布市にある深大寺(じんだいじ)を紹介しました。深大寺の魅力と、佐藤が偶然出会った国宝の仏像について熱く語ります。

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深大寺への道

深大寺までは京王線の新宿駅から特急に乗車、調布駅で下車してバスで15~20分ぐらい。これが最短ルートですが、吉祥寺や三鷹の駅からもバスが出ているそうです。

深大寺は東京都心からアクセスの良いお寺。

創建は733年と言われていて、1300年近い歴史があり、東京では浅草の浅草寺に次ぐ、歴史のあるお寺だそうです。

もともと地元の参拝者以外にもお寺好きの間で有名なスポットだったそうです。

今なぜ深大寺?

佐藤「現地の方と話すと、3年前に比べて若い人の数が10倍ぐらいに一気に増えたと言っていました」

どうやらSNSで広がったようです。そのキーワードは「自然界隈」。

佐藤「私、自然界隈というワードを知りませんでした」

「自然界隈」とは心と身体を森林浴でリフレッシュさせ、その様子をSNSで共有して楽しむ人たちのことだとか。

佐藤「リフレッシュしたいならSNSやるなよと思いますが。リフレッシュしに行ってるのかアピールしに行ってるのかわかんないな、というのが私個人の意見です」

思わず撮りたくなる

深大寺周辺は石畳が広がる歴史ある町並み。都心からちょうどいい距離。
公共交通機関で40分というアクセスの良さ。さらに駐車場も多く、行きやすいという理由で若者が集まっているようです。

佐藤が若い参拝者にインタビューしたところ、「日帰り旅行感覚」とか「遠すぎない日帰り旅行」との回答。

佐藤「私が行ったのはゴールデンウィーク終わりなんですけど、最後に何かしたいと思って来ましたっていう若い方が非常に多くいました」

古い街並みの中にある蕎麦屋が人気だとか。歴史を感じる店の佇まいなのでかなり映えるそうです。

佐藤「小川や池があり、緑が反射する。それを背景に、お蕎麦と一緒に思わず写真を撮りたくなってしまいます。都会から若者たちがガッと集まる理由もわかります」

仏像もいた

ここまで話していきなり興奮し始める佐藤。

佐藤「出会っちゃったんです!いると思わなかったんです!国宝の仏像はこちらって案内があって。え?国宝?仏像?東京で?っていう驚きがあったんですよ」

佐藤が出会ったのは平成29年(2017年)に国宝に指定された仏像、銅造釈迦如来倚像。

国宝の仏像は奈良の辺りに密集しているそうです。
佐藤が調べたところ、東京都内の寺で唯一国宝に指定されている仏像があるのが深大寺だったのです。

見事な白鳳仏

こちらの釈迦如来像は「白鳳仏」と言われています。
作られたのは7世紀後半、650年から700年ぐらいまでの白鳳時代。

仏像が大陸から入って来て、やや日本様式が取り入れられた頃。日本の仏像の歴史では初期の作品。白鳳時代の様式を見事に表しているそうです。

佐藤のおすすめポイントは表情と全体の姿。

佐藤「ニヤッと笑っている目には温かみがあり、頬っぺたもややふっくらしている明るめの優しい表情が特徴です」

ベンチで一緒

佐藤「椅子に腰かけている姿のお釈迦様なんですよ。本当にベンチに座って佇んでこちらを向いている姿です」

立っていたり、胡坐をかくような恰好の釈迦如来像はありますが、ベンチに座った姿勢はなかなか見ないそうです。大きさは、高さ84センチ、座高60センチ。

佐藤「国宝の仏像でこのフォルムですよ。椅子に座って正面から見ると、ベンチで友達としゃべっているような感覚になります。本当に何か語ってきてくれそうな感じなんです」と言う佐藤楠大でした。

東京にお住まいの方、東京に行く機会のある方、アクセスが良く自然を感じられる深大寺にぜひ行ってみてはいかがでしょうか?お釈迦様が語りかけてくれるかもしれません。 
(尾関)
 

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