東京ではなぜお好み焼きを「ピザ切り」するの?
5月8日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、前日のお好み焼きの話題にたくさんの反響が寄せられました。塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーが、リスナーから届いた投稿をもとに、地域による違いや切り方、作り方をめぐるエピソードを紹介しました。
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「東京でお好み焼きをピザ切りにするのは、もんじゃの締めにみんなでシェアするためみたいです」(Aさん)
前日の話題で塩見が驚いたのは、東京ではお好み焼きを放射線状のピザ切りにするということ。Aさんによると、これは均等にシェアするための切り方なのだそうです。
関西出身の塩見も小高も、ピザ切りのお好み焼きは見たことがないといいます。関西と関東の大きな違いかもしれません。
超均等を叶える?
地域によっては、生地と具を混ぜる「混ぜ焼き」だけでなく、具を上に乗せる「乗せ焼き」の文化もあります。
「お好み焼きの話。私は家で焼きますが、具は豚肉、キャベツ、卵の乗せ焼きです。母は混ぜ焼きでしたが。そして切り方はピザ切りです。真ん中に落とした卵も含め、全員が同じものを食べられるようにするためです」(Bさん)
小高「なるほど、超均等にしようと思うと」
ポイントは、お好み焼きをひとりで食べるのか、大きいのを作ってみんなで分けるのか、という違い。
駄菓子屋から発展したようなお好み焼き屋ではひとりで食べる形になり、こどもでも一人で食べていた、と塩見。お好み焼きは基本ひとり1枚という感じだと小高も同意します。
一方で、焼きそばとお好み焼きを両方食べたい時や、もんじゃの後の締めにシェアする場合は、ピザ切りが理にかなっているようです。
一番高いのは豚玉だった
塩見はこどもの頃のお好み焼き事情を振り返ります。
塩見「昔、私がこどもの頃って、野菜焼きとか言って、野菜しか入ってないっていうね。それで卵が入るようになって、一番高いのは豚玉でしたから」
小高「一番高いのはね、ミックスモダン全部のせ」
塩見「それはね、時代がちょっと下ってからなのよね。それ、なかったのよね。イカとかね」
小高「これ、憧れだったな」
モダン焼きと広島焼きの違いは長らくわからなかったという塩見。実際に広島に行って、ようやく納得したそうです。
折るのは邪道?
「お好み焼き、混ぜる派と折る派はこちらでいいでしょうか?私、岐阜駅近くのお好み焼き屋に勤めていました。そのお店は関西風の混ぜる派でした。なのでお好み焼きを折るのは邪道だと思っていましたが、今となってはどちらでもいいです」(Cさん)
小高「どっちもね、おいしいからね。そういう意味ではいいんだけど」
塩見「あくまでも名古屋の方では持ち帰る」
名古屋では、テイクアウト用のお好み焼きを二つ折りにする文化があります。塩見自身もこどもの頃、福知山の屋台で折ってあるお好み焼きを買って持ち帰った経験があるそうです。
小高「お好み焼きはテイクアウトが基本という文化においては、折ってるところが多いかもしれないですね」
美人女将で乗り換え
「私の亡き父は、『お好み焼きは乗せ焼きだ』と言っていました。ある日、名古屋球場のすぐそばに混ぜるタイプのお好み焼き屋さんができた時に、最初は『なんだ、混ぜるやつか』と言っていたんですが、おいしいし、何よりそのお店のおかみさんが美人で気立ての良い人だったので、気が付けば常連になっていました。おいしかったらいいのかなと思うこだわりのない派の我が家です」(Dさん)
小高「いやまあ、おいしいのが勝利ですけどね。結果ね」
塩見「この場合はこの美人の女将さんがいた」
小高「はぁはぁ、そこに惹かれたんですか。お好み焼き屋さんはおばあちゃんじゃないと(笑)」
塩見「指も入って」
小高「指から出汁が出て」
塩見「嫌やな(笑)」
切り方、混ぜるか乗せるか、折るか折らないか。お好み焼きひとつとっても、地域や家庭によってこれだけスタイルが分かれます。
どれが正解ということもなく、結局はおいしければいい、というのが共通の結論のようです。
(minto)
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