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この時期ならでは?我が子の自立で親の心身が不調「空の巣症候群」

この時期ならでは?我が子の自立で親の心身が不調「空の巣症候群」

進学や就職などでこどもが親元を離れる年度替わり。この新生活シーズンで、親の心身に不調が起こるケースがあり、「空の巣症候群」と呼ばれているそうです。4月6日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、光山雄一朗アナウンサーが「空の巣症候群」の症状について取り上げます。聞き手は三浦優奈です。

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空の巣症候群とは

空の巣症候群は、こどもが巣立った後の“空っぽの巣”になぞらえたもので、進学や就職、結婚といった人生の節目に伴う親の心理的反応を指します。

こどもがしっかり成長してくれたことへの喜びや安心感と同時に、離れてしまう寂しさや虚しさも生まれてしまうもの。
こうした相反する感情が同時に存在することで、うまく整理できなくなることがあります。

三浦もこれに共感。

三浦「これまで『やらなきゃ!大変!』と思っていた日々が、実はにぎやかで『良かった』と、いなくなってから気づくこともあるのかもしれないですね」

子育ての日常が持つ意味を改めて見つめ直します。

症状は体と心にも現れる

番組では、名古屋大学医学部附属病院救急科救急科長の山本尚範さんへの取材をもとに、空の巣症候群によって現れる具体的な症状も紹介。

身体的には、倦怠感や頭痛、肩こりなどが挙げられ、精神面では気分の落ち込み、不安感、イライラ、さらには「涙が止まらない」といった状態になることもあるといいます。
こうした症状は、感情の整理がつかないまま心に負担がかかることで起きるそうです。

また、特に注意が必要な人の特徴として、「子育てが生活の中心だった人」や「配偶者とのつながりが比較的少なかった人」が挙げられます。

光山「こども中心の生活だった場合、いざ巣立たれると、これから何をすればいいのかと感じてしまうこともあるようです」

さらに、夫婦関係についても、これまではこどもを介したコミュニケーションが中心だった場合、急に2人だけの時間が増えることで戸惑いが生じることもあるといいます。

三浦「逆にそれが窮屈に感じてしまうこともありますよね」

予防と向き合い方

こうした状態を防いだり、和らげたりするためには、日頃からの備えが大切だといいます。
趣味を持ったり、友人や仲間とのつながりを作っておくことが有効で、夫婦のコミュニケーションも普段からしっかり取っておくことが大切です。

さらに重要なのが、生活習慣を維持すること。

光山「こどもがいた頃は3食しっかり作っていたのに、いなくなった途端に『自分だけだから2食でいいや』と変えてしまうのではなく、これまでのリズムを保つことが心の安定につながります」

三浦「自分のことは後回しにしてしまいがちですが、だからこそあえて今まで通りを続けるのが大事なんですね」

また、山本医師は「不眠や食欲の低下などが続き、日常生活に支障が出る場合は、うつ病との区別も必要になるため医療機関に相談してほしい」と呼びかけています。
春は環境の変化が多く、気持ちが不安定になりやすい時期でもあるので、無理に元気になろうとせず、自分の気持ちに向き合うことが大切です。

三浦「自分がそれだけ頑張ってきたからこその空の巣症候群だと思いますからね。そこは自信というのもあれですけれども、やってきたことへの達成感みたいなのも、味わいながらだと嬉しいです」

新生活の始まりとともに訪れる環境の変化。
こどもを送り出した後の親自身の心にも目を向けながら、無理をせず、少しずつ新たな生活に慣れていきましょう。
(ランチョンマット先輩)
 

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