年間20兆円の損失?英で肥満症薬が広がる理由
イギリスで広がる肥満症薬。ロンドン大学の推計として過去1年間で肥満症薬を利用した人はおよそ160万人に上ります。さらに、利用経験がない人のうち約330万人がこの1年で利用に関心を示しているそうです。なぜここまで肥満症薬の利用と認知が広がっているのでしょうか?2月12日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、永岡歩アナウンサーと山本衿奈が、日経新聞の記事を基に、肥満が社会に与える経済的な影響や、薬の効果と課題について取り上げます。
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話題の肥満症薬は注射式で、食欲を抑えたり体重を減らしたりする作用があるといいます。
利用者増加の背景には、肥満やBMI25以上の過体重による経済的損失の大きさが。
イギリスの肥満や過体重による経済コストは年間およそ20兆円。
国内総生産の約4%にあたるとのこと。
内訳としては、健康に過ごせたはずの時間を失うことや、家族が無償で担う介護負担などを金額に換算した個人の損失が約630億ポンド(約13兆円)。
公的医療である国民保健サービス(NHS)が支払う医療費は190億ポンド(約4兆円)に上ります。
さらに、病欠や早期離職などによる生産性低下の損失は160億ポンド(約3.3兆円)とされ、社会全体で大きな負担です。
永岡は、食べ過ぎや体重増加が結果として家族や友人の時間や費用の負担につながると指摘し、「耳が痛い」と率直な感想を漏らします。
薬をやめると…?
一方で、薬と言っても万能ではありません。
オックスフォード大学の研究によると、使用をやめた後、体重が月平均で400グラム増えている結果が出ました。
永岡「体重計に乗っても誤差と思ってしまう絶妙な数字」
しかし1年で約5キロ、1年半から2年で元の体重に戻る可能性があり、継続的な意識が重要だと強調しました。
永岡は最近、「痩せます」と声に出して宣言しているそうです。
ただし、ポテトチップスを片手に宣言するわけにはいかないと苦笑。
家族に宣言すれば、妻が食事内容を工夫するなどサポートも得られるのではないかと語ります。
永岡「これが“家族への負担“か…?(笑)」
日々の意識と運動を
一方、山本は体重管理について「食べすぎた翌日は少し抑える」程度の意識だと話しつつ、パデルを続けているそうです。
永岡も、自転車通勤など日常的な運動の積み重ねが大切だと応じます。
一方で、年齢とともに代謝が落ちることにも触れ、前と同じ量を食べていたら太るとしながらも、「実は間食を忘れているだけではないか」と自戒を込めて語りました。
永岡「一番は自分の体のこと。ピンピンコロリを目標に健康でいたい」
薬に頼らず、健康的に痩せる。
理想的なダイエットで健やかな生活を過ごしたいものです。
(ランチョンマット先輩)
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