退団が決まった選手、コーチの就職活動。中日OB・中村武志の場合
元中日ドラゴンズ選手の中村武志さんが、11月17日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演。戦力外通告を受けた野球選手や、退団が決まったコーチの行動など、中村さんが自らの経験を踏まえて解説します。聞き手は大谷ノブ彦(ダイノジ)と加藤里奈です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く戦力外通告を受けたら?
ドラゴンズが楽天を戦力外になった阿部寿樹選手を獲得することが報道されました。
この話から、中村さんが楽天から戦力外通告を受けた時の話題になりました。
中村さんは1985~2001年までドラゴンズ、2002~2004年を横浜ベイスターズ、2005年9月まで楽天ゴールデンイーグルスで選手として活躍しました。
他球団からオファーはあったのでしょうか?
大谷「中村さん、現役最後の時は、ドラゴンズに帰って来いみたいなのはありました?」
中村「一応、電話しましたよ」
大谷「電話って選手からするもんなんですか?(笑)」
中村「ウチだめだよって言われました」
手をたたいて喜ぶ大谷。
大谷「そんなにハッキリと?ちょっと困りますね」
中村「困りますね。はい」
あと45試合
中村「気がつけば、あと45試合で2,000試合出場だったんですよ。ちょっとがっつきましたね」
ドラゴンズの後に横浜にも電話したそうですが「ウチだめだよ」と言われたそうです。しかし「二軍のバッテリーコーチならある」と言われたそうです。
中村さんは2,000試合まで45試合を残して現役引退。
そして翌年から横浜の二軍チーム、湘南シーレックスのバッテリーコーチに就任しました。
中村「当時一軍の監督が牛島(和彦)さんだったんですよ。電話したのがたまたま会議中で、タイミングが良かったと言えば良かったですね」
アピール?
今シーズンまで韓国プロ野球の起亜タイガースでコーチをしていた中村さんですが、契約が終了しました。
最近よくナゴヤ球場に顔を出しているそうです。
中村「今日、大野雄大に会ったんですよ。『武志さん、アピール?』って言われました(笑)。『来年は無理だから、再来年のためにアピールするよ』って笑って帰りましたけど。たぶん、みんな不思議な顔してますよ」
大谷「何でナゴヤ球場に行くの?」
中村「今、昼間やることないのと、やっぱり選手の顔が見たいじゃないですか」
初めて会う若手選手は、挨拶は返すものの、「この人、クリーニング屋さん?お弁当屋さん?」と不思議そうなんだとか。
大谷「『俺はわらび餅屋だ』って言ってやればよかったじゃないですか(笑)」
中村さんは現役時代の背番号39にかけた「39わらび餅」を販売していました。
昼休みにいるおじさん
大谷「顔を出したってことは何か話す材料あるでしょう。この選手良かったとか」
中村「ないですね」
笑う大谷。この日は中村さんの発言がことごとくツボにハマります。
中村「ちょうど昼ごはんの時に行くんですよ」
大谷「何でそんな時間に行くんだよ(笑)」
12時前後に行くと、休憩でみんなが集まって来るそうです。しかし知らない選手にしてみたら、昼休みになぜかいるおじさん。
中村「みんな不思議な顔してる 。練習の邪魔したらダメだから練習始まったら帰ります」
コーチ引き受けます
最後はドラゴンズのキャッチャー話。来年は石伊雄太捕手が来年はレギュラー?さらに木下拓哉捕手が復活して、キャッチャー2人体制?との予想が。
大谷「石橋(康太)捕手がコンバートという話もありますよ」
中村「それも良い話だと思います。バッティングがいいとか長所を伸ばそうということ。それは大賛成です」
最後にドラゴンズのフロントの皆さんに、中村さんからメッセージ。
中村「ホントに電話しますよ」
大ウケする大谷ノブ彦でした。中村武志さんは二軍でも三軍でもOKだそうです。今でも間に合うのでしょうか。
(尾関)
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