どっち?美味しいシャインマスカットは緑色か黄色か

毎週月曜日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材にスポットを当てた情報を届けています。9月1日の放送では、名古屋市中央卸売市場名古屋青果の安藤さんが「ブドウ」について紹介しました。聞き手は光山雄一朗アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く生食のブドウは珍しい?
安藤さんによると、ブドウは世界中で栽培されており、実は世界で一番多く作られている果物なのだそうです。
ただし、全体の約8割はワイン用であり、日本のように生で食べる文化は珍しいとのこと。
生食用ブドウは種類がとても豊富で、近年人気の「シャインマスカット」をはじめ、「ピオーネ」や「巨峰」などの大粒系、小粒の「ゼラウエア」などもよく知られています。
その中でも最近は皮ごと食べられる品種が人気を集めており、特に赤いシャインマスカットとして知られる山梨県の「サンシャインレッド」、長野県の「長野パープル」、石川県の高級品種「ルビーロマン」などが有名です。
今が安く買える!
光山「今年ちょっと安く買えちゃうよっていうのもニュースで見たんですが」
安藤さんによると、お盆明けからは価格が下がりやすい傾向にあります。
また今年は猛暑の影響で実が大きく育たず、小さめのシャインマスカットが今、お値打ち価格で出回っているそうです。
さらに今の時期はさまざまな品種が揃うため、ブドウを楽しむには絶好のタイミングとのことです。
なお、ブドウの生産量が多い県としては、1位が山梨県、2位が長野県、3位が山形県となっています。
CBCラジオのある愛知県でも、知多半島や三河地方で栽培が行われています。
美味しい選び方と保存方法
安藤さんは美味しいブドウの見分け方を紹介しました。
まず、軸が緑色でしっかりしているものが新鮮です。茶色く枯れてきているものは古い場合があります。
種なしブドウの場合は粒の皮の張りが良いものが良く、「ブルーム」と呼ばれる白い粉が残ってるものが新鮮です。
また、巨峰などの黒系のブドウは、赤紫に見えるものよりも黒く濃く見えるものがいいでしょう。
シャインマスカットは緑色だと綺麗に見えますが、臭さが残る場合があるため、黄色く色づいてきたものの方が甘みが強く感じられます。
続いて安藤さんは保存方法についても紹介しました。
ブドウは水分に弱いため、洗わずに冷蔵庫へ。さらに、果実の乾燥を防ぐためにキッチンペーパーや紙で包んで保存すると、1ヶ月ほど長持ちするそうです。
冷凍する際は房から外し、皮を剥かずに洗ってそのまま冷凍庫へ。凍らせたブドウは、シャーベットのように楽しめます。
安藤さんのおすすめは、冷凍ブドウをそのままデザートとして食べる方法。
まだまだ残暑の厳しい9月に、冷たいブドウでひんやり癒やされてみてはいかがでしょうか? (ランチョンマット先輩)
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