吉見一起が語る中日ドラ1・金丸夢斗投手の改善ポイントとは

中日ドラゴンズのドラフト1位・金丸夢斗投手のデビュー戦が5月5日に行なわれました。光山雄一朗アナウンサーはドラフト会議から金丸投手を取材し続けています。同月12日の『CBCラジオ #プラス!』では、そんな光山が三浦優奈相手に金丸投手のデビュー戦について話しました。吉見一起さんにも金丸投手について話を聞いたそうです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く試合前に金丸投手の両親に会う
ゴールデンルーキー金丸投手のデビュー戦は6回92球2失点とプロ初勝利とはなりませんでしたが、光山は「堂々たるデビュー戦でございました」と振り返りました。
ドラフトから取材をしている金丸投手の両親も現地におり、光山は試合開始前に挨拶へ。
両親から見て金丸投手はマイペースな性格だそうですが、「流石に今日に限っては彼も緊張していると思いますよ」と話したそうです。
しかし試合前の練習時、光山が放送席からモニターを見ると、金丸投手はあまり緊張していない様子。
試合後に金丸投手に聞いてみると「初回のマウンド上がるまではやっぱり緊張しましたね。周りからは緊張していなさそうに見えるとよく言われるんです」とのこと。
通常通りに振る舞う金丸投手ですが、内心とても緊張していたそうです。
どよめき起こる第1球
そういった中で迎えたデビュー戦。
3万6000人ほどのドラゴンズファンに囲まれて投じた第1球は152kmのストレート、右バッターのインコース。
金丸投手の「悔いのないようにストレートを投げ込みたい」という思いから始まったプロ第1球にはどよめきが起こりました。
三浦「すごかった!もう『150出てるよ!』ていうすごさを見せてくれました!」
光山「惚れ惚れしました」
当時を思い返すと興奮が蘇るふたり。
吉見さんが見る改善点はスプリット
その後はピンチや点を取られる場面もありながらも6回2失点にまとめる結果となりました。
この日ラジオで解説を務めた元中日ドラゴンズの吉見一起さんに光山が印象を聞いたそうです。
プロデビュー戦としては十分すぎる内容だと評価したうえで、改善ポイントは「コントロールできていなかったスプリット」とのこと。
というのも、吉見さんは金丸投手のスプリットを見た時から「すごすぎる」と感動していたのだそう。
初めて見たのは金丸投手が大学3年生の時に代表に選ばれた侍ジャパン。
投手コーチだった吉見さんがキャッチャーの後ろから初めて金丸投手の球筋を見た時に「なんだこのスプリットは」と驚きました。
さらにボールを受けていたキャッチャーの横浜DeNAベイスターズの山本祐大捕手にも「エグいです」と言わしめるほどのものだったとか。
「その持ち味のスプリットが制球できていなかったのが反省材料」と吉見さんは話しました。
スプリットがコントロールできない理由とは
スプリットがコントロールできない理由は一体なんだったのでしょうか?
様々な理由の中のひとつとして吉見さんが挙げたのが、走りすぎるストレート。
ストレートが走りすぎると変化球の腕の振りが合わなくなり、スプリットのコントロールが効かなくなるようです。
ルーキーらしからぬ活躍でファンを魅了すると共に課題も見えた金丸投手ですが、本人は囲み取材の最後にこう言っていました。
「次に向けて自分の中で何を修正しないといけないか、ちゃんとわかっています」
次の登板に向けたブラッシュアップでどんな投球が見られるのか、注目です。
光山、次の登板日を予想
気になるのは金丸投手の次の投球はいつになるのかということ。
光山が予想したのは5月16日金曜日の東京ドームでの読売ジャイアンツ戦。
三浦「東京ドームですか!飲まれないように…!」
光山「金丸投手は飲まれません。『どれだけ注目されていても自分に集中できるっていう、いい意味で僕には鈍感さがあるんです』ということも言っていましたので、そこは大丈夫だと私は信じてます」
果たして光山の予想は当たるのか。マウンドに立つ金丸投手を見る日が待ち遠しいです。 (ランチョンマット先輩)
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