食のこだわり。カレーライスの食べ方に作法はあるのか?

リスナーの家庭における食のルールが寄せられるのが、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の人気コーナー「華麗なる食卓」。4月28日の放送では、コーナーの原点となる「カレー」の作り方、食べ方に関しての投稿を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く超簡単カレー?
「我が家のカレーが最近変わってきました。家内が言うには『超簡単カレー』というのをテレビの料理番組で知り、それを作ってみたところ、孫にも家族にも大好評。すでに3回ほど作っています。
豚か鶏の挽き肉を鍋で炒め、水を入れ、すりおろしたタマネギを入れて市販のルーを投入し、煮込んで終り。
それだけではボリュームが出ないので、カツを添えてカツカレーにしたり。
するとカレーを作る他にトンカツも揚げなくてはいけない。スーパーの総菜コーナーでカツを買えば済みますが、『最近のトンカツは高いから』と自分で揚げています。これって相当な二度手間だと思いませんか?
本人は簡単だと言っていますから、家族は黙って食べています」(Aさん)
小高「今までの作り方でカツカレーを作ろうとすると大変だけど、それに比べたら、カレーの手間がいらない。包丁がいらないものね。だから、カツを揚げる余力が残っている」
食べたいと思ったらすぐに作れますし、カツがなくても充分おいしそうです。
カレーの食べ方ひとそれぞれ
Bさんはそのカレーの専門店を経営しています。
「うちは小さなカレー屋をやっています。たった一杯のカレーライス、カレールーとライスのみですが、食べ方は千差万別あるようです。
うちはお客様から見て左にルー、右にライスでお出ししていますが、左右を置き換える方、真ん中から食べる方、左のルーをすくってライスにのせる方、はじめは少量のルーでライスを食べて、最後に豪快に少量のライスと大量のルーで締める方…」
ここまで読んでつボイは「これは賛成できるな。最後フィナーレを豪華にしたい」と、思わず賛同の声をあげます。
追いルー400円
Bさんの投稿は続きます。
「福神漬けは『ご自由に』ですが、まったく手をつけない方、スプーンでライスをよけてその隙間にのせる方、大量の福神漬けをライスに豪華にのせる方、ある程度食べたら最後の一口に福神漬けとライスとルーをまぜて一気に頬張る方。
みなさんカレーライスの食べ方はどんなんでしょうか?」(Bさん)
つボイ「お店の人は、福神漬けをひやひやしながら見てるんですね。そんなに乗せたら損益分岐点を超える」
そのつボイが以前話したエピソードが、お店のメニューに反映されているそうです。
「うちは『追いルー』は400円。というのは、以前つボイさんが新幹線の食堂車でカレーライスの食べ方が下手で、ライスが残ってしまって、『すいません、お金払ってもルーを追加してもらえませんか?』と言ったら、『ルーだけでもカレーライス1杯分の料金もらいます』と言われた、とラジオで愚痴っていたので設けたメニューです」(Bさん)
Bさんはお客さんをよく観察したり、声を聞き入れてメニューを考えているようです。
卵のかたまり具合が気になる
最後は「食に関して譲れないことはありませんか?」という書き出しの投稿です。
「自分はチキンラーメン、ソバ、うどんを月見にするとき、落とす生卵の黄身が割れるのが許せません。
生卵を混ぜて食べる方もいるかと思いますが、自分は汁の中で少し温まった卵をつるっと飲んでから麺を食べるので、割れたらぐちゃぐちゃにするしかないのがイヤ。黄身はプリっとしてないと」(Cさん)
小高「わたしもそういう感じ。ラーメンのときは液体からギリ固体になったくらいが好き。そのために麺を上に乗せて上からも過熱する。卵は麺と混ぜない」。
これに対し「私は最後に混ぜる人です」とつボイ。
つボイ「最初のラーメンのスープは濃くてもいい。麺にまとっている分ですから。最後、スープは卵をまぜてまろやかになったものをすーっと飲む。ところが、最後は固まっているからスープと混ざらない」
小高はラーメンとうどんのときは違うようです。
小高「うどんのときは、黄身のまわりが固まってまだ固まりきってないところをうどんにつけて食べたい」
ひとりの人でラーメンとうどんで卵の固まり方の好みが違うのですから、それぞれの人に聞いたら際限なく好みがわかれそうです。
(みず)
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