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ペルーの警察官、着ぐるみで麻薬密売犯を確保?

ペルーの警察官、着ぐるみで麻薬密売犯を確保?

ロイターが報じたところによれば、ペルー国家警察が公開した、麻薬の密売拠点摘発の現場映像が話題となっています。映像に映った捜査官が、犯人を欺くカムフラージュとしてある動物に扮していたのだそうです。2月27日放送のCBCラジオ『戸井康成の木曜スクラッパー』では、戸井康成とアシスタント小林美鈴がこのニュースについて語り合います。

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ゆるキャラグランプリなら最下位?

麻薬の密売拠点を摘発したペルー国家警察の捜査官が身に着けていたのは、なんとカピバラの着ぐるみ。

リスナーからもこんなコメントが。

「カピバラに取り押さえられる犯人が何とも惨めでした。このカピバラの着ぐるみ、日本だと分かる人が少なそうなクオリティですね。ペルーの人たちにはおなじみなんでしょうか?」

戸井「このニュース、動画出てますね」

「ペルー カピバラ 捜査」で検索すると、カピバラというには何とも奇妙な、茶色の着ぐるみを着た警察官がアジトに突入して犯人を荒々しく取り押さえ、さも得意げにポーズを決めている動画が見つかります。

さらにそのカピバラの警察官は、ハートマークを付けた亀のリュックサックを背負っていました。

戸井「たしかに海外っぽいデザインの着ぐるみだよね」

小林「なぜ亀を背負っているのか?」

戸井「しかも、その亀にハートマークが付いているっていう」

「ゆるキャラグランプリ」だったら最下位争いをするレベルで、日本人にはあまり響かないデザイン、と戸井は一蹴します。

あまりにも緊張感に欠けた出で立ち

日本でも癒し系の動物として揺るがない人気を誇る、大型げっ歯類「カピバラ」。

その生息地は南アメリカのアマゾン川流域を中心とした温暖な水辺で、ペルーでは地元の動物として親しまれているようです。
パンダのように、こどもから愛される代表的な動物にあたるのでしょう。

とすると、これから麻薬密売犯のアジトに潜入する麻薬捜査官にしては、あまりにも緊張感に欠けている出で立ち、と呆れた様子の戸井。

小林「だからこそ、犯人を油断させるのかな?」

戸井「ふざけてんのか!って感じですけど」

ペルー国家警察の専門部隊「グリーン部隊」の大佐の説明によると、実はこの手法は犯人を欺くカムフラージュとのこと。
ちなみにペルー国家警察では、過去にもクリスマスなどの行事に合わせた扮装で、強制捜査を行ったことがあるそうです。

密売犯もつい童心に帰る?

戸井「『可愛いや~ん』ってなるのか?(笑)」

犯人を童心に帰す狙いがあるのだとしても遊び心が過ぎる、と戸井。

戸井「これを見て犯人は気を緩めるのか?少年の心を持っているのか?ゆるキャラに弱いのか?心を奪われてノーガードになってしまうのか?」

小林「持ってるんでしょうね、少年の心をね」

緊張と緩和の心理バランスを巧みに利用した策といえますが、ここで今回の動画で一番面白かった場面を挙げる戸井。
それは麻薬を押収した捜査官と犯人の横で、カピバラの警察官が悠然と立っている場面でした。

小林「記念撮影してるんですよね」

着ぐるみだから表情が変わっていないはずなのに、犯人を捕まえた後はなぜか「ドヤ顔」に見えてしまう、と戸井。
これこそカピバラハラスメント、略して「カピハラ」とオチをつけました。
(nachtm)
 

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