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『三丁目の夕日』の世界がここにある!北名古屋市「昭和日常博物館」

『三丁目の夕日』の世界がここにある!北名古屋市「昭和日常博物館」

愛知県北名古屋市役所東庁舎の西隣にある東図書館。ここの3階に北名古屋市歴史民俗資料館があります。この資料館は「昭和日常博物館」という別称のとおり、昭和ならではの日用品、暮らしを反映した家、なつかしの玩具などが多数展示されています。昭和100年の節目となる建国記念の日、2月11日の『CBCラジオ #プラス!』では、この「昭和日常博物館」の市橋芳則さんに、光山雄一朗アナウンサー、CBC論説室の石塚元章特別解説委員、アシスタントの山本衿奈が話を伺いました。

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『三丁目の夕日』を思い出す展示

光山「どんな博物館ですか?」

市橋「館内に入ってまず目に飛び込んでくるのがオート三輪、自転車、駄菓子屋さんといった情景です。タイヤが3つのオート三輪であるダイハツのミゼット、駄菓子屋さんを彩るアイスクリームやお菓子のホーローの看板。そういった展示があります」

山本「ミゼット、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年 山崎貴監督)に出てくるような、薄い緑色のちょっと小さい三輪車ですね」

石塚「以前伺ったことがありますが、面白い展示でした。街や部屋が上手に作ってあって、集めた展示物が多く、大変見応えがありました」

光山「他にはどんなものが展示されていますか?」

市橋「入口には昭和40年頃の赤電話、プッシュ式ではなくダイヤル式で、入れられる硬貨は10円玉のみです。赤いので目をひいています」

石塚「昔、10円玉をいっぱい集めて、それを積んで一個ずつ入れながら電話しましたね」

新しくなつかしい

光山「どんな方がいらっしゃいますか?」

市橋「最近は、昭和レトロブームが高まっていて、小学生のこどもたちから『感銘を受けている』という言葉が出たり、インスタグラムにアップする写真を撮られる方が増えていて、『なつかしい』という声の間に、『かわいい』とか、『かっこいい』とかいう声があり、レトロを味わう方が増えています」

光山「そういう方は何を撮っていますか?」

市橋「対象はみんなそれぞれ違います。私が驚いたのは、当時としてはごく普通の、ネコの形をした貯金箱に感銘される方も見受けられます」

山本「この時代を知っている方にとってはなつかしい、知らない平成、令和時代の人にとっては新しく、どの世代の人が行っても楽しめそうな博物館ですね」

認知症の予防にも?

市橋「保護者の方と一緒に来られると、お父さん、お母さんが感動しているのを見て、楽しんでいたりとかします」

光山「親子の会話がどんどん生まれていきそうですね」

石塚「回想法という、古いものを見ながら、思い出したり、わいわい話したりするのがいいですよと言いますね」

市橋「なつかしいものを見ると脳の血流が活性化するらしく、会話も伴って楽しい時間を過ごすことによって、認知症の予防になったりとかします」

クルマ好きも満足

ここでリスナーからの投稿を紹介する山本。

「数回訪れましたが素晴らしいです。老若男女、すべての人が楽しめると思いますし無料です。駐車場にはなつかしい車が数台停めてあり、すぐにでも発車できそうな雰囲気です」(Aさん)

市橋「14、5台あり、スバル360、パブリカ、観音開きのクラウンなどあります」

光山「昭和はひと言で表すと、どんな時代でしたか?」

市橋さん「戦争があり、高度経済成長という時代があり、バブル期があり、社会的にも人々の暮らしも大きく変化した時代と捉えています」

「昭和日常博物館」へのアクセスは、名鉄名古屋駅から犬山線西春駅下車。徒歩で25分、または西春駅から市内循環バス「きたバス」で「市役所東庁舎」下車。
車では名古屋高速道路の楠出口からおよそ15分、または豊山南出口からおよそ12分となります。
昭和を再発見しに一度出かけてはいかがでしょうか。
(みず)

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