飛騨牛を育てて“和牛甲子園”で優勝! 岐阜県『大垣養老高校』養牛専攻でマヂラブ、プロ魂を見た!
マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校に行き、今どきの学校生活を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、岐阜県養老町にある『大垣養老高校』です。昨年の“和牛甲子園”で日本一に輝いたという『動物科学科 養牛専攻』におじゃましました!
マヂラブのブラッシングのおかげで日本一??
“和牛甲子園”とは、全国の農業高校などの生徒たちが育てた牛の肉質や日々の取り組みを競うもので、昨年のこの大会の総合評価部門でみごと最優秀賞を受賞したのが『大垣養老高校』です。実は、マヂラブは2年前にもこの高校に訪れていて、その時、二人がブラッシングした牛が1位になったのです。再び日本一を目指す生徒たちは、今回もマヂラブに手伝いをお願い! 早速、牛舎に向かうと、「光が入って、風も通って、いい牛舎ですね」と清潔さを感じた二人。ここには飛騨牛が20頭いますが、臭いもあまり感じません。臭いは牛自体のストレスにもなるため、おがくずを敷いて軽減しているのです。
「母親の気分になる」「愛情が芽生える」と貴重な体験
マヂラブの一つ目の手伝いは、エサやり。作業は、エサの配合から始まります。牛は1日10キロくらいのエサを食べ、牧草とトウモロコシや大豆などを配合したものが基本ですが、なんと牛それぞれに合わせて配合を調整。下痢予防や肝機能を整える飼料なども加えて、体調管理をしています。野田は配合しながら「ボディビルダーと同じ生活してるな」と筋トレマニアらしい感想を持ちました。
エサやりが済んだあとは、子牛のお世話です。この高校では繁殖も行っているため、毎日子牛にミルクをあげるのも大事な仕事の一つです。マヂラブの二人はそれぞれ大きな哺乳瓶を持ってやってみると、「母親の気分になる」「子どものように思えてきて、愛情が芽生えてくる」と貴重な体験をしました。
共に成長してきた牛との別れに生徒は?
実は、プロの畜産家も参加する“繁殖牛”の大会でも1位に輝いているこの高校。繫殖牛とは、子牛を産むために飼育している牝牛のこと。母牛としての美しさを競う大会での審査のポイントは“体形”で、主に3つのチェック項目があるそうです。それは、安産の可能性が高い“大きなお尻”。エサがよく食べられるよう胃が発達した“大きなお腹”。そして3つ目は“毛並み”で、柔らかい毛が良いということも教えてもらいました。
そして今回の最後の手伝いは、来年1月に行われる“和牛甲子園”に出品予定の牛のブラッシング。「俺らがブラッシングしたら1位になる」と念入りに行いました。
今、3年の生徒が入学した年に産まれた牛たちが、今年度出荷を迎えています。共に成長してきた牛との別れを「さみしいけど覚悟はある」という生徒たちの言葉に、既にプロ魂を感じたマヂラブの二人でした。
(CBCテレビ「チャント!」6月17日(月)放送より)