お風呂は花粉症にも効果がある!? 「冷え」や「肩こり」にもオススメの悩み別入浴法とは?
冷えや肩こり、花粉症などで悩む方には、湯船に浸かる「お風呂」がオススメ。しかし、誤った入浴法をすると、改善どころかかえって疲れやすくなったりします。そこで、これまでに4万人以上の入浴を医学的に調査してきた大学教授に、悩み別の正しい入浴法を聞きました。
温度と入浴時間がポイント!正しい入浴法とは
湯船に浸かると血流が良くなり、体が温まるだけでなく、睡眠の質の向上や疲労回復などの効果が期待できます。
一方で、脱水予防やヒートショックの対策も必要。入浴前後には水分補給し、脱衣所を温めたり、湯船に浸かる前には1分ほどシャワーを浴びたりするのが良いそうです。
また、入浴において大切なのは温度と入浴時間。寒い冬にはお湯の温度を高くしがちですが、「40℃のぬるめの湯で10~15分つかることが鉄則」と大学教授は言います。
「冷え」に悩む方にオススメの入浴法
冬に抱える悩みで特に多いのは「冷え」。熱いお湯に浸かりたい方もいるかもしれませんが、体温は一瞬上がってもその後汗をかいて急激に下がるので温かさが持続しません。40℃で10~15分浸かるのが好ましいそうです。
手足が冷えすぎてお湯が痛いと感じる方は、入浴前にかけ湯やシャワーがオススメ。また、体を洗う時に足湯をしながら洗うのも効果的とのこと。
「肩こり」の改善にオススメの入浴法
肩こりの改善には、お風呂でストレッチするのが効果的。温められることで筋肉がほぐれ、関節の可動域も広がるので、体が硬い人も無理なくストレッチが行えます。
<筋肉をほぐすストレッチ>
・全身の力を抜き、肩までつかって肩を上下に10回動かす
・背筋をまっすぐにし、手首をつかんでゆっくり上に伸ばして左右に傾ける
・肩の上に指先を乗せ、前後に10回ずつ回して肩甲骨を緩める
肩までお湯に浸かると重力から解放され、筋肉や関節への負担も減ってリラックスするそう。入浴しながら簡単にできるのでオススメです。
「花粉症」も入浴で解消!オススメの入浴法
花粉症には、入浴中に深呼吸で湯気を吸い込むと良いそう。鼻の中の花粉が排出され、鼻づまりに効果的です。さらに気道も広がり、イガイガ喉も潤います。
外出先から帰宅した後、お風呂に直行するのも効果的。体や髪に付いている花粉を洗い流してスッキリするのも良いでしょう。
血流促進には炭酸ガス系の入浴剤がオススメ!
大学教授は、血流の促進に炭酸ガス系の入浴剤も効果的と言います。皮膚から炭酸ガスを吸収することで、さらに血流が良くなるとのこと。
炭酸ガス系の入浴剤は溶け切ってからが最大の効果が出るため、入れてすぐ入るのではなく、溶け切ってから入るのがポイント。また、約2時間で炭酸ガスが抜けてしまうので、炭酸ガス系の入浴剤を入れた場合は2時間以内に入るのが良いそうです。
普段の入浴方法を少し変えるだけで、体の不調が改善するかもしれません。みなさんも、参考にしてみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2月6放送より