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世界選手権も開催!直径2m、重さ13kgの箍(たが)を回す!?知る人ぞ知る珍スポーツ「タガフープ」の正体とは?

世界選手権も開催!直径2m、重さ13kgの箍(たが)を回す!?知る人ぞ知る珍スポーツ「タガフープ」の正体とは?
CBCテレビ:画像『チャント!』

もうすぐスポーツの秋!何か運動をしたいと思っている人も多いのでは?今回は、知る人ぞ知る珍スポーツ「タガフープ」を、モノマネ芸人JPが体験します!

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【動画】デカすぎる…!直径1.6メートル、重さ約8キロの「タガフープ」を回す瞬間は【6分2秒~】

海外からの参加者も!瀬戸内海の小豆島発祥の競技「タガフープ」

CBCテレビ:画像『チャント!』

タガフープは、木の桶を固定する竹製の「箍(たが)」をフラフープのように回す競技。認知度はまだまだ高くないですが、世界選手権も開催され、海外からの参加者もいるスポーツです。

JPが訪れたのは、愛知県岡崎市。江戸時代から八丁味噌を作り続ける老舗「まるや八丁味噌」。浅井信太郎社長にタガフープについて質問すると、大きな桶の前に案内してくれました。桶の周りには大きな竹製の箍が巻かれています。味噌樽に使用している箍でも、普通のフラフープに比べるとかなりの大きさです。

浅井社長によると、タガフープが生まれたのは瀬戸内海の小豆島。島では年々職人が減り、木桶の文化が衰退していくことが危惧されていました。そんな中、木桶の文化をたくさんの人に知ってもらうため、「ヤマロク醤油」という会社が「箍を回したら面白いのでは?」というアイデアで「タガフープ」を始めたそうです。

直径1.6メートル、重さ約8キロ!?「タガフープ」10回転に挑戦!

CBCテレビ:画像『チャント!』

JPは実際のタガフープを見るため、浅井社長と共に「三浦太鼓店」へ。創業約160年の老舗店で、和太鼓はじめさまざまな太鼓を手作りしています。

三浦太鼓六代目の三浦和也さんが見せてくれたのは、胴体が桶でできている「桶胴(おけどう)太鼓」。木桶のように板を張り合わせて箍で固定し、上下に皮を張った和太鼓です。JPは、きれいに編まれた箍を手に取り、見惚れます。

いよいよ、実際の競技で使うサイズのタガフープに対面です。JPは、その大きさに「すっごいな!」と驚きます。三浦さんが持ってきたタガフープは、直径1.6メートル、重さ約8キロ。かなりのビックサイズですが、これは愛知岡崎予選用とのこと。

世界選手権では、直径2メートル、重さ約13キロのさらに大きなサイズを使用します。2023年の愛知岡崎予選では、高校1年生の女子が優勝。7分間で489回の新記録を出したそうです。

JPは宮川大輔さんのモノマネをしながら、三浦さんにタガフープを回すコツを質問。ポイントは「タガフープと一緒に自分も回ること」、「勢いをつけたらタガフープを離すこと」の2点とのこと。10回転を目標に挑戦開始です。

小学生以来、フラフープにも触れていないというJPさんですが、最初の挑戦で5回転まで成功。しかし、重さに加え、タガのゴツゴツした感触が腰回りを痛めつけ、思うように回数が伸びません。

「浅井社長は21回やっています」と三浦さんに聞いたJPは「負けてられへんな!」と奮闘。気合を入れ直し、見事に10回転を達成しました。挑戦を終え、「これは良い運動になる!」と笑顔です。

三浦さんは「お祭り(大会)を通して楽しんでもらうことがきっかけですが、桶・樽の文化をどうやって後世に伝えて守っていくのかが我々の使命です」と話します。JPは「子どもからお年寄りまで、みんなに幅広く愛される箍があることを知った」と調査で感じたことを伝えました。

「タガフープ世界選手権in岐阜予選」は、岐阜市の醤油蔵元「山川醸造」で11月4日(土)に開催。年齢制限なしで参加費は無料です。 CBCテレビ「チャント!」9月20日放送より

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