災害時、ペットを守るにはどうしたらいい?ペットの災害対策や防災グッズを解説!
防災意識の高まりで、日頃からさまざまな対策をしている人は多いと思います。しかし、災害時のペットの避難については、準備の仕方が分からないという人も。今回は、大切な家族である「ペットの防災対策」をご紹介します。
災害発生時、ペットと一緒に避難所へ行ってもいい?
災害が起きた時、多くの人が迷うのが、ペットと一緒に避難所へ行くべきかどうか。他の人のアレルギーや衛生面など、連れていくことに気後れしてしまいがちになることも。しかし、環境省では、ペットと飼い主が一緒に避難所に行く「同行避難」を推奨しています。
避難所では各自治体の指示に従うため、居住地の自治体がペットに対してどういう対応をしているのかを事前に確認しておくことが大切です。
名古屋市では、371か所あるすべての市立小中学校で同行避難が可能。注意点は、飼い主とは別のペット用スペースが用意されること、ペットにはリードまたはゲージを使用すること。避難した後も飼い主がペットの面倒を見ることが前提になります。
1週間分のペットフードやトイレ用品の準備を!
ペットを飼っている人1150人を対象に、ペットに関する防災対策をしているかアンケートをしたところ、「かなりしている」8.7%、「している」19.0%に対し、「あまりしていない」40.0%、「していない」32.3%という結果に。7割の人が対策をしていないことが分かりました。
対策の内容を調べると、「普段からケージに慣れさせる」「ペット用の防災グッズの備え」などが多く、イヌの場合は「『待て、おすわり』などの基本的なしつけ」、ネコの場合は「誰かが一緒にいるようにする」といった回答もありました。基本的なしつけができていることで周りに迷惑をかけず、他の人に扱ってもらうこともできるようになります。
備えておくべきペット用の防災グッズは、ペットの生存、健康に関わるものが最優先。薬、トイレ用品、ペットフードや水(5~7日分)、食器、キャリーバック、首輪やリード(伸びないもの)などを準備しておきたいところです。
大切な家族でもあるペットの防災対策。しっかり準備できているかチェックしてみては?
CBCテレビ「チャント!」9月11日放送より