冬瓜の旬は冬じゃない!? 今が旬の夏野菜・冬瓜の選び方と食べ方を解説
暑い日が続き、食べなきゃいけないと分かっていても、食欲がないという人も多くなるこの時期。今回は「JAあいち知多」と「JA共済」の協力のもと、実は農業高校出身というモノマネ芸人JPさんが、暑い夏を乗り切る旬の食材をリポート!火照った体を冷やすのにピッタリの夏野菜「冬瓜」を、農家オススメの調理法と共に紹介します!
「冬瓜」の豊富なカリウムが体を冷やしてくれる!
知多市を訪れたJPさんを出迎えてくれたのは、JAあいち知多「西知多とうがん部会」の近藤由隆さん。「冬」と付いているから勘違いされることもありますが、冬瓜の名前の由来は「冬まで保存がきく瓜」とのこと。
今が旬の夏野菜「冬瓜」はカリウムが豊富で、高血圧の予防や、むくみ改善などの効果があるそう。さらに、体を冷やす性質があるため、暑い時期にピッタリの食材です!
近藤さんの冬瓜は、地面ではなく、専用棚で吊るして育てる「棚作り」栽培。地面での栽培に比べ、傷がつきにくくなるのだとか。また、全体にまんべんなく日光が当たり色付きが良くなり、ムラがないきれいな緑色になるなどのメリットがあるそうです。
JPさんは「雨とか土の跳ね返りで傷ついたりするし」と、農業の苦労あるあるで盛り上がります。
栽培農家オススメの冬瓜メニュー「洋風冬瓜汁」&「冬瓜のそぼろあんかけ」
家族でも1日1個、冬瓜を食べるという近藤さんに、おいしい食べ方を教えてもらいました。
1品目は「洋風冬瓜汁」。材料は2人前で、冬瓜(1/8個)、水(300ミリリットル)、ベーコン(40グラム)、コンソメ(1個)。
~作り方
(1)皮、わたを取った冬瓜を一口大に切る。
(2)切った冬瓜、ベーコン、コンソメを水の中に入れ、火にかける。
(3)30分ほど、ぐつぐつ煮込む。
「ポトフみたい。子どもも喜んで食べそう!」と調理の様子をのぞき込んだJPさん。一口食べて「柔らかい!めちゃくちゃトロトロ。全然、青臭さがない。コンソメと冬瓜が合うのは発見!料理のバリエーションが広がる!」と絶賛です。
2品目は「冬瓜のそぼろあんかけ」。材料は2人前で、冬瓜(1/8個)、鶏ひき肉(100グラム)、水(400ミリリットル)、醤油(大さじ2)、みりん(大さじ2)、酒(大さじ2)、片栗粉(大さじ1)。
作り方
(1)冬瓜と鶏ひき肉を、醤油、みりん、酒で30分ほど煮込む。
(2)片栗粉でとろみを付ける。
JPさんは、ドラマ「孤独のグルメ」で松重豊さんが演じた井之頭五郎のモノマネで食リポ。「この感じ。夏に食べる冬瓜、きれいな形でグラマラス」と一口食べ、モノマネを忘れて「あー!うんまーい」と叫びます。「本当にとろける口溶け!1年に夏が4回来ても乗り越えられるね!」と笑顔になりました。
色や表面が肝心!おいしい冬瓜の見分け方とは
最後は近藤さんと共に、サンシャイン池崎さんのモノマネで「ありが冬瓜!いぇー!」とポーズを決め、リポートを終えました。
スーパーで冬瓜を購入する時に役立つ「おいしい冬瓜の見分け方」も教えてもらいました。ぜひ、おいしくて新鮮な冬瓜を選ぶ参考にしてみてください!
(1)きれいな緑色で黒っぽくないもの。表面がボコボコしていないもの
(2)カットされて断面が見える形で売っている場合は、瑞々しくて種が少ないもの
旬の食材とおいしいメニューで食欲を増し、暑い夏を乗り切りましょう!
CBCテレビ「チャント!」7月10日放送より