シコリ
サマリーSummary
ゲンキリサーチャー:あばれる君
ドクター:森岡秀夫
体験者が語る!悪性のシコリの怖さ
「粘液性脂肪肉腫」
脂肪細胞の異常な増殖が原因でできる脂肪腫に似た悪性のシコリです。
番組に出演した体験者は、太ももにできた米粒大のシコリが、数年で8センチになったと言います。できやすいのは「お尻」「腰の周り」「太もも」など身体の中心に近い所。気になるシコリがある場合は、早めに病院を受診しましょう。日本整形外科学会ホームページで公開している骨・軟部腫瘍の専門施設がおすすめです。体験者も、シコリを放置しないでほしい、と話します。
シコリの見つけ方・見分け方
<シコリを見つけるおすすめチェック法>
シコリは、誰でもできる可能性があります。自分にはないと思っていても、実は気付いていないだけかもしれません。そこでおすすめなのが、入浴時に手で身体を洗う事。直接体に触れる事で、小さな変化を見つけやすくなります。さらに服を着た時、左右どちらかに窮屈さがないかチェックするのもおすすめです。
<良性と悪性を見分けるポイント>
・シコリが5cm以上
・数か月単位で大きくなる
・シコリが硬い
・シコリが深いところにある
・シコリの部分が温かい
1つでも当てはまる場合は、悪性のシコリの可能性があります。早めに病院を受診しましょう。
舌にできるシコリ「舌がん」について
<舌がんのサイン「前がん病変」>
・白板症
舌の表面が白くなる病気。見た目は口内炎と似ていますが、厚みやシコリを感じられるのが特徴です。約1割ががん化すると言われています。
・紅板症
舌の表面が赤くなる病気。口内炎のような痛みを伴い、シコリも感じます。約5割ががん化する、注意すべき症状です。
<舌がんの主な原因>
歯科の治療によってできた被せ物や詰め物・入れ歯などが合っておらず、舌がこすれたり傷ついた状態が続くと、刺激となってがんになりやすくなります。また、飲酒や喫煙も舌がんのリスクを高めるため、要注意です。
<舌がんになりやすい人の特徴>
1.お酒をよく飲む
2.タバコを吸う
3.熱い食べ物や辛い食べ物が好き
4.口内炎ができやすい
5.舌の両側に歯型ができやすい
なかでも4、5に当てはまる人の場合、日常的に刺激を受けているのでリスクが他よりも高くなります。
<舌がんセルフチェック>
・舌の表面が赤色や白色になっていないかの確認
・舌の表面を指で触りシコリがないかの確認
舌がんは自分で発見できるがんの1つ。1か月に1度定期的にチェックを行う事でリスクを減らす事ができます。早期発見のためにも、気になったらすぐに病院へ行きましょう。