巨匠の愛した風景が高知に!本家も認めたモネの庭
秋らしい日が増えてきました。食欲?読書?様々に楽しめるこの季節、今回は高知県から「芸術の秋」にぴったりの人気スポットを紹介します。
CBCテレビ『ゴゴスマ』の「列島生報告 今日はダレなんサー」。全国の名物アナウンサーがご当地の魅力を紹介するコーナーです。この日は3度目の中継ですっかりおなじみ、KUTVテレビ高知の中元翔一アナが出演。番組MCの石井亮次アナの呼びかけに、恒例のシャドーボクシングで登場する中元アナ。「現役時代の必殺技はクリンチでした」というアピールにはスタジオから笑いが。
中元アナが訪れたのは高知県安芸郡北川村にある地中海風の庭園。印象派を代表する画家クロード・モネが愛し、その後半生を過ごしたというフランス北部の村・ジヴェルニー。その村にモネが作った庭園をモデルとし、さらに高知の自然を加えて再現しようとしたのが、今回紹介する「モネの庭 マルモッタン」です。園内では、睡蓮が池に浮かぶ「水の庭」をはじめ、クロード・モネ財団の指導を仰ぎながら作り上げた様々な風景を楽しめます。「ここは本家から世界で唯一認められた庭園で、まさに絵の世界に飛び込んだような感覚が味わえます」と中元アナ。
ここで登場したのが、庭園を造った責任者の川上裕さんです。実は川上さん、モネと同じような豊かなヒゲの持ち主。その姿にスタジオでは「高知のモネ!」と盛り上がります。川上さんに案内されたのは園内にある「ボルディゲラの庭」。川上さんは「モネが43歳で訪れた地中海の街がボルディゲラ。(その風景に)感動した彼は40点あまりの絵を描き、それらは彼の後半の絵画に影響を与えていると言われています。この絵をモチーフに、ここ北川村の気候に合わせて庭を作ってきました」と解説。「高知は高温多湿、多雨で台風もあります。その中で(地中海風の)ドライな雰囲気を作るのは一番苦労したところです。フランス側の意見を聞きながら、防草シートを入れたり、土の改良をしたりして、地中海の植物を育てながら、できるだけ高知の植生を入れて、うまく生かしています」と教えてくれました。
モネの絵画を象徴する池に浮かぶ睡蓮が画面に映ると、スタジオからは感嘆の声。
川上さんは「この池では本家とは一風変えて、熱帯性の睡蓮のみを育てています。昼咲き、夜咲きの睡蓮でできたこの池を見たら、モネも喜ぶのではないか」と説明してくれました。
最後に中元アナは、このモネの庭を含め、いろいろな観光スポットを訪れることのできる「高知観光リカバリーキャンペーン」を紹介。「GoToキャンペーンとの併用も可能なので、ぜひ訪れてください」と呼びかけました。
(2020年9月25日放送「ゴゴスマ」より)