「100m走でもっと速く走りたい!」小5男子の夢をサポート!100m走速くなるためのマル秘テクニック!
毎週月~金曜日の夕方にCBCテレビで放送している情報番組【チャント!】。毎週水曜日の人気コーナー『全力!お助けちゃん』では毎回、何事にも全力で取り組むBOYS AND MENの平松賢人が視聴者の方から寄せられたお悩みをサポートしています。
今回のご依頼者は小学5年生のHくん。
学校でも1・2を争う俊足の持ち主ですが、「100mがもっと速く走れるようになりたい!」と、このコーナーに応募してくれました。
Hくんの100mのタイムは16秒02。※小学5年生男子の平均は約18秒
間もなく行われる県大会へ出場するための基準タイムは16秒03ですが、「もう少し余裕を持って出場資格を得るために、15秒台を目指したい」そうなのです。
練習のため訪れたのは、愛知県岡崎市に今年7月にオープンしたピカピカの競技場「龍北総合運動場」。
今までに約2万人の生徒を指導してきた熱血コーチ【スポーツクラブTSM】の高辻真さんが、Hくんに走り方を教えてくれます。
まずはタイム測定。Hくんの走り方を見て、改善すべきポイントを確認します。
結果は16秒34。
高辻コーチ曰く「スタートだけで0.2~0.3秒は速くなる」そう。これは期待大!
早速熱血コーチングスタート。
≪100m走速くなるためのマル秘テクニック!≫
(1)頭から足まで一直線
(2)速くなるために「逆立ち」
(3)「上げる」ではなく「押す」
(4)5歩目まで前傾で
(1)頭から足まで一直線
速く走るためには姿勢が重要。Hくんの走り方を見て、高辻コーチは「体の軸が倒れすぎている」と指摘します。体は倒すのではなく、前軸にすることが大切なのだとか。
そこで、ハードルを使ったトレーニング。手を横に伸ばしハードルをまたいでいきます。体を左右に揺らさず軸を真っ直ぐにして足だけでハードルをまたぐことで、体幹を締めることができるそう。バランスが悪いと腹筋に力が入るので、その時に猫背にならず腰が真っ直ぐになるように意識しましょう。
(2)速くなるために「逆立ち」
体幹を自宅で鍛えるトレーニングでオススメなのは「逆立ち」。逆立ちをして真っ直ぐな姿勢を3秒間キープ。これを毎日10セットほど行うと体幹が鍛えられるそうです。
(3)「上げる」ではなく「押す」
次は両足でジャンプ。Hくんに両足でハードルを跳んでもらうと、足を「上げよう上げよう」として猫背になってしまいました。足を“上げる”のではなく“地面を押す”イメージでジャンプすると背中が真っ直ぐになります。自分の体を一本の棒にイメージしながら、地面を押す練習をしましょう。
(4)5歩目まで前傾で
最後に、絶対に足が速くなるスタートダッシュを伝授!
まずは3回ジャンプし、体に“真っ直ぐ”を意識させます。続いて手をつき、ひざをつきます。この時、肩甲骨を立てることを意識しましょう。猫背にならず低い姿勢でスタートすることができるので、余計な力を使わず滑らかに走り出すことができます。
スタート後は、5歩目までは飛行機のように前傾姿勢、それ以降は体を立てて走ります。このフォームを意識し、ここからは練習あるのみ。
「将来はオリンピックで金メダルを取りたい!」というHくんは、夢に向かって何度も反復練習をしました。
15秒台を目指し、いざ実測!
スタートから5歩は低い姿勢。その後背筋を伸ばし、地面を押すように走るHくん。練習の成果が出ていたようですが、果たして結果は?!
『15秒99』。
見事目標達成です!おめでとう!!
後日行われた競走大会では、公式記録15秒83を記録したそうです。
夢に向かって今まで以上に勢いよく走り出したHくん。これからも頑張って!今回もお助け大成功です。