「高浜市で一番おいしいものは何ですか?」ご当地グルメの“最強コンビ”に、本場中国料理人の絶品マーボ豆腐!愛知県高浜市のなりゆきグルメ旅
毎週月~金曜日の夕方、CBCテレビで放送している情報番組【チャント!】。
木曜日の人気コーナー『なりゆきアフロ』は、アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんが、出会った人に「街のおいしいもの」を聞いて東海地方の125市町村を巡る、なりゆきグルメ旅!
今回の舞台は、三州瓦の産地として知られる愛知県高浜市。
“人形の里”としても有名な街で、高浜に伝わる「吉浜細工人形」は、歌舞伎などの場面を貝殻や木竹の皮などの自然物で飾りつけて等身大で表現しています。
江戸時代から街の人たちが作った細工人形を神社や寺に奉納してきた歴史があり、県の無形文化財にも指定される伝統文化。今でも街の至る所で展示されています。
散策中に、昔の芝居小屋を思わす建物を見つけました。
副島くん:「等身大 人形歌舞伎」って書いてある。何だろう?
気になるワードに興味津々。その建物【高浜茶屋 吉貴】におじゃますると、突然の訪問でしたが店長さんが快く案内してくれました。
店長さん:江戸時代の歌舞伎小屋を模しているんですよ。
江戸時代の歌舞伎小屋をたくさんの人形で再現したこの施設では、入場料500円で“人形歌舞伎”を楽しむことができます。
ズラリと並ぶ55体の人形に囲まれて繰り広げられる人形歌舞伎は、地元出身の人形師が技術の結晶として街に残した貴重な財産。細やかに人形が動く様子を見ると、タイムスリップしたような気分に浸れます。
絢爛豪華な人形文化に触れたところで本題へ。
店長さんに「高浜市で一番おいしいものは何ですか?」と尋ねると…
店長さん:うどん屋の【安兵衛】さん。そこの『どて煮』がすごくおいしいですよ。
この時すでにお昼の営業時間が過ぎていましたが、店長さんがお店に連絡してくれました。
すると、「うどんはできないけど、どて煮なら出せるよ!」と嬉しい返事が。お言葉に甘えてお店に向かいます。
大通りに店を構える【安兵衛】は、創業43年になる地元でお馴染みのうどん店。
副島くんは残念ながら食べることはできませんでしたが、毎朝作る自家製うどんが評判です。
テーブルに座ると、メニューに高浜名物の「とりめし」を見つけました。
先回、地元の老舗【魚松】で味わったご当地ソウルフード。養鶏業が盛んなこの地で卵を産み終えた親鶏を利用した家庭料理で、味付けは家庭やお店によって違うことを知りました。
幸運にも『とりめし』も用意できるということで、『どて煮』と一緒にご当地グルメの最強コンビをいただけることに!
まずは、オススメの『どて煮』(400円)から。
副島くん:赤みそが効いてる。香ばしさと甘みがたまりません!やっぱり鉄板だね。
続いては『とりめし』(150円)。こちらのとりめしは具沢山で、ダシで炊いたごはんに鶏肉のほか、ニンジン、シイタケ、こんにゃくなどを混ぜ合わせています。
副島くん:具沢山で良いですねー。やっぱり高浜のとりめしは、かための鶏肉がおいしい。
女将さん:母親の代から受け継いでいる味です。かたい鶏肉からダシがよく出るんですよ。
家庭的な味を堪能したところで、次の聞き込みへ。
「高浜は素敵なお店がいっぱいあるから迷っちゃう!」と話す、グルメな地元のお姉さんが思う“街で一番おいしいもの”は?
お姉さん:中華料理だったら【味蔵】さん。本場中国の方が作っていますが、食べやすくてどれもオススメです。
中でも太鼓判を押していたのがマーボ豆腐。「ちょっと辛いけどおいしいですよ」の言葉に、辛いものが苦手な副島くんは少々ビビりながらお店へと歩きます。
取材OK!早速マーボ豆腐を注文します。
【味蔵 家族美食】は、中国で10年、日本に来て15年の店長さんが腕を振るう人気の中華料理店。『黒醋鶏肉炒め』(880円)や『あんかけかに炒飯』(780円)など、日本人にも食べやすく調理されながらも本場の味わいを楽しめます。
オススメの『マーボ豆腐・辛口』(720円)は、豆板醤などでしっかり味付けし、たっぷりのニンニクと唐辛子をトッピング。さらにはアツアツに熱した香味油で仕上げた逸品です。
「はい、辛いの!」と、店長さんが運んでくれたマーボ豆腐を前に、副島くんは覚悟を決めてパクっ!
グツグツ煮え立つ器から食べるやいなや、「辛~っ!!」と大絶叫。
副島くん:ニンニクも唐辛子もたっぷり入っているから、めちゃくちゃ元気出るね。
ちなみに辛いものが好きなスタッフがいただいた所、「辛さの中に旨みあり!」とのこと。好きな人には間違いなく激ウマの一皿でした。
※価格は税込