“日本一のアイスクリーム”も開発!大人顔負けの高校生…内閣総理大臣表彰の『ユネスコクラブ』とは?
名古屋市東区にある、愛知県立愛知商業高等学校。経理や事務など、商業全般について学べる歴史ある高校です。
この学校で、名古屋市のまちづくりに貢献するため、校内でミツバチを育てているという『ユネスコクラブ』へ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました。
中村さん:
「環境デーなごやというイベントに出るんですけど、その時のプレゼンの練習中です」
古橋さん:
「今までの名古屋市の取り組みと私たちの活動をリンクさせてきたところの紹介や、開発してきた商品やイベントを織り込みながら台本を作って練習しています」
パンサー向井さん:
「……立派(笑)」
大人顔負けのトークで迎えてくれたのが、ユネスコクラブのみなさん。地域活性化を目標に、商品開発やイベント開催などの活動を行っています。
中でも注目なのが『なごや文化のみち・ミツバチプロジェクト』。名古屋城から徳川園までの地区、文化のみちのまちづくりに貢献するため、9年前に養蜂をスタート。収穫したハチミツは「徳川ハチミツ」と名付け、これまで9種類もの商品を開発してきました。イチオシなのがアイスクリームだそうで…。
山本さん:
「この商品、全国商業高校フードグランプリという大会で2年連続全国1位をとりました」
“日本一のアイスクリーム”、そのお味は…?
パンサー向井さん:「うま~~い!(笑)」
山本さん:
「りんごは(東日本大震災で被害の大きかった)岩手・陸前高田市の“米崎りんご”を使っています。コンセプトが『買って食べて応援』というもので、募金は人目が気になって入れられないという人でも、これならアイスを買って、おいしくて、どっちも笑顔になれます」
ユネスコクラブは、このような商品を使った社会貢献が評価され、名古屋市で初めて内閣総理大臣表彰を受賞。さらに夏休みには、小学生の自由研究をお手伝い。オンラインで、学校の養蜂場見学や、飼っているミツバチについて紹介しました。
山本さん:
「環境に関わるミツバチの生態を通して、これから未来を担う小中学生に環境教育をしたくて開催しました。私たち高校生が活動することで大人の方へも刺激を与えられたらと」
普段から大人と関わる機会が多いため、部内には特殊なルールが…。
秋田さん:
「前髪を全員留めています。おでこを見せることで顔が明るく見えることや、プレゼンで礼をした時に髪がかからないということなどが理由です」
全員、スキのない優等生っぷり!カラを破るべく向井さんが皆さんに話を聞きますが…。
パンサー向井さん:
「なぜ、このユネスコクラブに入ろうと思ったんですか?」
山本さん:
「見学の時、当時の部長が『変わりたいと思ってるなら入るといいよ』と。色々な人と関わる中で自分に自信が持てるようになったのが入部して一番変わったところかなと思います」
パンサー向井さん:
「入ろうかな(笑)変わりたいわ~。他にこんなところ変わったって自覚してる子はいる?」
金丸さん:
「私はユネスコクラブに入りたくて入学したんですが、3年間を通じて色んなことを『やってみよう』と思えるようになりました。自分でも驚いているのが、『こんなに1つのことを頑張れるんだ』ということです。頑張り切る経験というのはなかなかあるようでないと思うので、それが出来たことで自分自身1つ上のステップで挑戦できるようになりました」
パンサー向井さん:
「……台本書いた?大人としゃべってるみたい(笑)」
恐るべし、ユネスコクラブの皆さん…。そして2年生の古橋さんには、ある風流な特技が。
古橋さん:
「国語の授業とかで、俳句や短歌を習ったんですが、日記代わりに一句詠んでいたら、それが特技になりました」
パンサー向井さん:
「今感じてる気持ちとかを詠める?非常に難しいことをお願いしてしまうんだけども…」
古橋さん:
「(少し考えて…)季語とか入ってないんですけど、<笑顔から 人の輪つながり 未来へと 夏に向かい 羽ばたく情熱>ですかね」
パンサー向井さん:
「スゴい!“向井”入れてくれたの今!スゴくない?ウチの尾形さんにはできない(笑)」
取材中、皆さんのトークの達者ぶりや特技に終始タジタジの向井さんなのでした…。