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『姿勢が変わると人生が変わる』姿勢の達人が教える“疲れない”カラダの使い方

『姿勢が変わると人生が変わる』姿勢の達人が教える“疲れない”カラダの使い方

様々なジャンルの達人(マスター)の使える&役立つ情報をお届け!

毎週月~金曜日の夕方、CBCテレビで放送中の情報番組【チャント!】。火曜日の人気コーナー『教えマスター』では、様々なジャンルの達人(マスター)から教えを請い、使える&役立つ情報をお届けしています。

今回のマスターは、国内外18万人もの患者さんを施術してきた柔道整復師の仲野孝明さん。姿勢に関する本を数多く出版している姿勢マスターに、正しいカラダの使い方を教えていただきます。
隙あらば横になりたい願望を持つ大久保佳代子さんと、本田兄妹・本田ひでゆきさんが、仲野マスターを訪ねました。

仲野マスター:『姿勢が変わると人生が変わる』が私のモットー。でも、ある時患者さんに「姿勢の大切さを伝えたいなら、自分で何かやらないと説得力がないよ」と言われたんです。

大久保:それで何かやったんですか?

仲野マスター:始めはマラソン、それからトライアスロン。そして砂漠を257km走るサハラ砂漠マラソンも完走しました。

本田:スゴイですね。

仲野マスター:でも僕は元々運動が得意ではなく、小学生の時も体育は3でした。

大久保:ということは、姿勢を良くしたら体力もつくんですか?

仲野マスター:そうですね。正しい姿勢で人間本来のカラダの使い方ができれば、誰でも若い頃のような疲れにくい状態に近づけることができるんです。

大久保:なるほど。

仲野マスター:姿勢で一番大切なのは「背骨」。背骨の中を通る脊髄神経は、体内の様々な部位に繋がっています。背骨が曲がったり間隔が狭まったりすると、背骨を通る神経が圧迫されて、カラダの部位が不調になってしまいます。

大久保:そういうことなんだ。

仲野マスター:立ったり座ったり、普段何気なくカラダを使っている私たちですが、正しい姿勢で正しくカラダが使えている人は100人に1人程度だと思います。
まずは普段どれくらいカラダを正しく使えているかを診断してみましょう。

カラダの使い方スピード診断

壁を背にして立ち、次の2つのポイントをチェック!

【1】壁と腰の間に手のひらが1枚入るか
【2】頭・肩・お尻・ふくらはぎ・かかとの5点が壁につくか

仲野マスター:【1】で手が2枚以上入る人や、【2】でどれか1つでも壁につかない部位がある人は、カラダが歪んでいる可能性が大きいです。まず大久保さんからチェックしましょう。

大久保:背中は1枚手が入ります。でもふくらはぎが全然壁についていないですね。

仲野マスター:膝が曲がっているということです。

大久保:え~!?自分の中で膝が曲がっている意識はないですよ?

仲野マスター:将来的に膝が痛くなりやすいんです。次は本田さん。

本田:僕も腰に手が1枚入ります。

仲野マスター:ただ、肩がついていないですね。カラダが大きいので、あえて小さくしようと猫背気味になっているのかもしれません。

本田:たしかに、あまり胸を張っていないですね。

仲野マスター:腰に手が2枚以上入ってしまうパターンも女性に多いです。これは腰が反り過ぎている証拠。腰痛やポッコリお腹の原因にもなりますので注意してください。
では、ここから実践です。

仲野マスターに疲れない「立ち方」「座り方」「歩き方」をそれぞれ教えてもらいました!

疲れない立ち方

≪現状チェック≫
まずは普段通りに立ちます。
ほとんどの場合、足が曲がっていて、片足に体重がかかり、お腹に力が入っていません。
これにより反り腰や猫背に。カラダが少しずつねじれて不調の原因に。

≪改善した立ち方≫
足の人差し指をまっすぐ前に向け、左右平行に揃えて立ちます。内股のように感じても、それが正しい位置。次に両手を胸の前で組み、手の甲を見ながら手と顔を真上に上げます。そして顔を正面に戻して、両手を左右から大きく下ろします。

お腹に力が入り、胸が開いた状態がGOOD。
本当はどこでも手を動かして、この状態をキープしたいですが、できない時は、身長を測るように頭を引き上げて立つといい立ち方が保てます。

疲れない座り方

≪現状チェック≫
まずは普段通りに座ります。
足を組む人も多いかと思いますが、お腹を触ると力が入っておらず、背骨に負担をかけています。

≪改善した座り方≫
お尻の下に手を入れると、イスに当たる骨(坐骨)があります。この骨がイスに当たっていることが大切。
正しい立ち方の時と同じで、両手を胸の前で組み、手の甲を見ながら手と顔を真上に上げます。顔を正面に戻して、両手を左右から大きく下ろします。

今までにこの姿勢で座っていなかった方は、違和感があるかもしれませんが、これが疲れない座り方。30分ごとにやり直して、少しずつカラダに慣れさせるのがオススメです。

疲れない歩き方

≪現状チェック≫
まずは普段通りに歩いてください。
外股や内股で歩いていると、膝の痛みや太ももが疲れる原因になります。

≪改善した歩き方≫
足の人差し指をまっすぐ前に向け、左右平行に揃えます。そこから前方向に直線が出ているのをイメージして、人差し指がその線に沿うようにして歩いてください。
脚の動かし方も重要なポイント。脚だけを動かすのではなく、背骨から動かします。みぞおちに両手を添えて、みぞおちから脚が生えているような感覚で背筋を伸ばして歩きます。

脚の力だけで歩こうとせず、カラダを前に傾けて自然に足が出てくる感覚をつかんでください。

仲野マスター:最後は『疲れない生き方』です。

大久保:教えてください…。

本田:姿勢で生き方が変わるんですか?

仲野マスター:そうです。

目線を上げる→視野が広がり外交的に
胸を張る→呼吸が深まり頭がさえる
スキップする→心拍数&テンションUP

仲野マスター:この3つを試すことで、ポジティブになれるんです。

大久保:じゃあ、スキップやってみるか。ホントだ!なんか楽しいね。また来るね!

仲野マスター:今日お伝えした内容を日々の生活で少し意識するだけで、随分変わってくると思いますよ!

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