【リアルな高校生活】フリップ芸上手に描くため美術科へ…夢は芸人“女子高生コンビ”にパンサー向井が出会った!
岐阜県立加納高校美術科油画コースの授業に“向かい”ました
岐阜市にある、県立加納高等学校。普通科、音楽科に加え、岐阜県内唯一、美術科がある高校です。コースは日本画、油画、彫刻、デザイン・工芸の4つ。
今回は、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが、油絵を描く油画コースの授業に“向かい”ました。教室に入ると、生徒たちは真ん中のモチーフを囲み、スケッチの真っ最中…。
パンサー向井さん:
「(小声で)めっちゃ描いてる…誰も見ない。そんなに集中してんの?…こんにちは!」
生徒一同:「………」
パンサー向井さん:「ウソでしょ(笑)」
何と、まさかのノーリアクション!スケッチの後、まずは将来の夢から聞いてみると…?
特に絵が上手いと評判の端山くん
端山くん:
「芸術家を目指してます。絵を描いたりデザインしたり、色んな分野でやりたいと思います」
この端山くん、クラスの中でも特に絵が上手いと評判のようで…。
岩嶋さん:
「美術科にはデッサンコンクールがあるんですけど、その中でずっと1位をとってます。作品は、人生を何周かしているレベルです」
もちろん、絵が上手いのは端山くんだけではありません。全員の自画像を見せてもらうと、向井さんも驚きのレベル…。
そんな才能ある生徒が集まる美術科ですが、入学後はさらなる努力を惜しみません。
大野さん:
「毎日、朝40分デッサンして、放課後2時間デッサンを毎日してます。部活は入ってる人もいますけど、ほとんど入っていません」
多くの生徒が芸術の道を目指す美術科。修学旅行の行先はヨーロッパで、現地の芸術に触れるのはもちろん、各地でデッサンを行い、芸術家としての感性を高めています。
しかし、そんな中で“変わった夢”を持つ生徒を発見!
「フリップを使った芸人になろうと思って…」
萩野下さん:
「お笑い芸人か教師になりたいです。彫刻専攻に芸人を目指している女の子がもう一人いて、私から『一緒にやらないか』って。ジャルジャルさんみたいになりたいです」
パンサー向井さん:
「あ~、美術っぽい(笑)センス、ゴリゴリね!」
彼女の“相方”がいる彫刻コースで行われているのは、木を彫ったり、粘土を使ったりして立体を生み出す授業。その相方・小寺さんに高校の美術科に入ったワケを聞くと…。
小寺さん:
「フリップを使った芸人になろうと思って…」
パンサー向井さん:
「フリップ芸の絵をうまく描くために美術科って、そんなヤツいないよ!(笑)」
そんな萩野下さんと小寺さんが結成したコンビ『クロックボックス』。ネタを見せてもらうと、大人しい雰囲気だった2人が急に芸人モードに!特に荻野下さんのツッコミ「ババァじゃん!」はキレ味抜群でした。
パンサー向井さん:
「イメージと全然違う…しゃべってた雰囲気と(笑) やっぱりスイッチが入るんだね。2人でお笑いの世界に入ってみようかなぁっていうのはあるの?」
荻野下さん・小寺さん:「(2人ともうなずいて)あります」
今回の取材で感じたこととは…?
芸術家志望から意外な夢の持ち主まで、様々な生徒たちと触れ合った向井さん。今回の取材で感じたこととは…?
パンサー向井さん:
「美術科の“しっとり感”たるやっていう感じでしたね(笑)本当にとんでもない才能の卵というか、みんな個性がそれぞれあるし、考え方もしっかりしてて技術も当然あるし。ここからすごいアーティストが生まれる匂いがぷんぷんしました。将来が本当に楽しみな子たちだなと感じました」
岐阜県立加納高校美術科油画コースの皆さん、ありがとうございました!