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吉本所属のパンサー向井 岐阜No.1進学校の応援団に本気で応援される 「会長に見せたい」

吉本所属のパンサー向井 岐阜No.1進学校の応援団に本気で応援される 「会長に見せたい」

 県立岐阜高等学校。この“岐阜県一”の進学校には、生徒達を盛り上げる『応援団』が…。

パンサー向井慧さん:
「かなりの歴史を誇るということで、私は今一番応援してもらいたい会社に所属してますので(笑)、ぜひ皆さんのお力も借りられたらなと思います」

 今回はそんな向井さんを奮い立たせるため、応援団に“向井”ました!

 部室で精神統一中の3年生と2年生の団員6人…。伝統ある応援団で何と70代目です。

 名物は毎年1月に行うセンター試験激励会で、真冬に水を浴びて3年生へエール!さらに部活動の壮行会や試合で応援を行うなど、選手の士気を上げる影の立役者たちなんです。

 真夏の練習でも学ランなのが伝統。最高気温37度の中、向井さんも学ランで参加です。

パンサー向井さん:「みんな裸足…。熱くない?」

部員:
「熱いですけど、本番は靴なしなので、正式な格好じゃないと意味がないんです」

 普段の練習場所は学校の隣を流れる長良川の河川敷。

団長の谷川くん(3年):「そぉーれ!」

 まずはお腹から声を出す発声練習。全員声が出るまで行います。続いて、演舞の練習。指先まで集中して動きにメリハリをつけるのが大切です。

パンサー向井さん:
「1つ1つメリハリつけてやろうと思ったら、結構腕キツい…」

 演舞の型は14パターンあり、練習に1時間以上費やします。さらに伝統のトレーニング、声を出しながら腕を広げる「頑張れ」を150回。さらに、深く腰を落とし地面に向かって「正拳突き」を100回です。それぞれ体験した向井さんは、短縮版でもヘロヘロに…。

団長の谷川くん(3年):
「これぐらいやって運動部と同じくらいの練習量か、少ないかぐらいです」

 応援する相手と同じくらい努力しなければ相手に伝わらない、代々その想いを受け継いでいるのです。それにしてもなぜ、応援されるより『する方』を選んだんでしょうか。

団長の谷川くん(3年):
「1年生の時に応援委員っていう役割があって、クラスから1人絶対応援団に入らなくちゃいけなくて、ジャンケンで負けて(笑)」

 なんと自ら入りたくて入団した団員はゼロ!

奥田くん(3年):
「入学した次の日にいきなり校歌を見せつけられて、『あ、こいつらヤベぇな』って」

 入学早々、気合の入った応援と厳しい練習を聞いて、1年生はみんな引いてしまうそうです。そんな応援団、1年生の1学期で辞められるんですが、あえて残ったワケとは?

奥田くん(3年):
「野球部応援が楽しくて。点が入ったら嬉しいですし、それを選手と共有できるのが素敵で」

 わずかでも選手の後押しをしたい、その一心で練習に励む団員たち。さらにそんな彼らを応援してくれる声も大きな原動力になっていました。今回、練習を体験した向井さんは…?

パンサー向井さん:
「人の能力をさらに伸ばすために応援に回るっていうのは、なかなか高校生の時にできないですよね。それを過酷な練習をしながらやってるっていうのはすごいと思いましたね」

 最後に団員のみなさんに、向井さんたっての希望を…。

団員全員:
「フレ!フレ!吉本!フレ!フレ!吉本ーーっ!頑張ってください!」

パンサー向井さん:
「ありがとうございます!この応援をしっかり会長に見せたいと思います(笑)」

 県立岐阜高校第70代応援団の皆さん、ありがとうございました!

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