加藤愛アナが愛知県東海市の『しあわせのてんとう虫』を調査! 店名が変わっても引き継がれた超カワ!愛されスイーツ
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知県東海市』の『しあわせのてんとう虫』です。
ピカピカツヤツヤの美味しい“てんとう虫ケーキ”
聞き込みをすると、『しあわせのてんとう虫』はルビー色にピカピカと光り輝く、てんとう虫の形そのままの甘酸っぱいケーキ。訪れた『Aimer PARIS(エメパリス)』は、東海市で40年愛されている洋菓子店。様々なケーキが並ぶ中、不動の人気ナンバーワンの看板商品が『しあわせのてんとう虫』です。
ケーキが登場すると、「かわいい! 想像していたよりファンタジーな感じ」と加藤アナ。黄色い斑点がチャームポイントで、ピカリと輝くルビーレッドが目を引く、ツヤツヤボディーのてんとう虫。直径6センチのサイズのほかに、直径14センチのビッグサイズもあります。
完成までになんと6時間! こだわりのケーキ
このケーキは、上からフランボワーズのゼリーソース、フランボワーズのムース、はちみつクリームのムース、しっとりとしたスポンジ生地、そして一番下がアーモンド生地の特製クッキーの5層になっています。ムース生地が多いため全体的に軟らかく、甘みより酸味の効いたちょっと大人の味わいですが、アクセントになっているのが、茶色い粒の“キャラメルナッツ”。
この店では、洋菓子の材料の“アーモンドプードル”(アーモンドの粉末)も手作りしていて、その過程で残る米つぶ程度のアーモンドを砂糖でキャラメリゼした“キャラメルナッツ”とドライフルーツを刻んだものをムースに加えています。ベリー系の酸味に程よい甘みが足されることで、幅広い年齢層に親しまれる味になっています。
ボディーはとても繊細で、冷やし固めながら次の層を作っていき、斑点や顔など仕上げをして、完成までになんと6時間もかかるそうです。
看板商品そのままに店名は『マリエ』から『エメパリス』へ
『しあわせのてんとう虫』の考案は30年前、シェフの廣瀬さんがフランス人講師に学んだ“コクシネル”というケーキとの出会いがきっかけ。“コクシネル”はフランス語で“てんとう虫”。“幸運の象徴”として古くから人気があり、日本でも作られてきました。その後、『しあわせのてんとう虫』は40年愛される『お菓子のマリエ』の看板商品となりました。
しかし、後継者がいなかったことから2022年に閉店。現在のオーナーは、関東でコンビニを複数経営する蟹江さんで、この店との縁ある出会いを教えてくれました。実は、蟹江さんは東海市出身。飲食業などにも参入しようと物件を探していた時に愛知県の物件情報が入り、外観の写真を見た瞬間、祖父がよくケーキを買ってきてくれた思い出の店と気づいたそうです。大好きな『てんとう虫のケーキ』と『お菓子のマリエ』を守りたい…。その想いで当時のスタッフもそのままに店を引き受け、今に至ります。
(CBCテレビ「チャント!」3月7日(木)放送より)