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笑顔さわやかアナが名古屋・緑区徳重の『ワールドとんかつ』を調査! 仰天の発想から生まれた、外国の味と日本のトンカツとの融合

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、町に根づく愛されフード。CBCアナウンサー2年目の松本道弥アナが全力で調査します。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

今回は、名古屋市内初の調査!『名古屋市緑区徳重』の『ワールドとんかつ』です。街で聞き込みをすると、世界各国の名前が付いているトンカツの総称が『ワールドとんかつ』で、それぞれの国にちなんだ味が楽しめるそう。地元で「知らない」と言うと驚かれるほどの徳重の定番とか。

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その店は、昭和47年創業の『とんかつキッチン カナン』。入口の大きな看板「名物!ワールドとんかつで世界を喰らえ!!」が目を引きます。

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松本アナが一番人気の『フレンチとんかつ』をいただくと、まず、衣がフワッとしていることに驚きます。実は、このトンカツの最大の特徴は「揚げていない」こと。小麦粉・卵・パン粉を普通のトンカツと同様に肉にまとわせますが、さらにもう一度、卵にくぐらせてからフライパンで焼いていきます。パン粉が卵を吸うため膨らみ、フカフカの衣に仕上がり、揚げていないためカロリーも大幅ダウン。ヘルシーな『フレンチとんかつ』は大人気なのです。「衣とお肉の食感が同じと言ってもいいくらいフワフワ」と、肉のやわらかさにも感動した松本アナ。

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それにも秘密があって、使っている豚肉は全てカナダ産で、年中涼しい環境で育つ豚は、肉質もよくしっかりとした旨みがあり、一度も冷凍せずにチルドの状態で空輸されるため鮮度も抜群。さらにその肉に無数の穴をあけて、スジを完全に断ち切ることで、とことん柔らかく仕上げています。

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現在、店は2代目が切り盛りしていますが、『ワールドとんかつ』を誕生させたのは、初代で、今から50年程前の創業時に遡ります。17歳の頃から料理人を志し、28歳で東海市に店をオープン。当時は“味噌カツ”が自慢のメニューでしたが、お客さんの少ない日も珍しくなく、空いた時間で考案したのがこの『フレンチとんかつ』でした。「子どもが小さい頃に、かみさんが毎朝フレンチトーストを焼いていたんですね…」と初代。そこからひらめいたのが卵をまとったトンカツで、名前もそのまま付け『フレンチとんかつ』が誕生したのです。その後はトンカツの概念を覆す人気店となり、40年程前には今の緑区徳重に移転し、より大きな店となりました。

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「“ワールドとんかつ”というくくりで、もっと増やしたら面白いんじゃないか」という発想で、シリーズとして各国をイメージしたトンカツを考案。その数、豚肉の中にフランクフルトが丸ごと入った『ジャーマンとんかつ』、キムチをたっぷりのせた『コリアンとんかつ』、ピザをイメージした『イタリアンとんかつ』など、約20年で10種類以上。

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外国の味と日本のトンカツとの融合。初代の発想力、行動力、そして、お客さんへの思いが相まって、地域に広がった『ワールドとんかつ』でした。

(12月22日(木) CBCテレビ「チャント!」より)

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