岐阜県立岐阜商業高校。お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんは、10カ月ほど前にこの学校で、当時3年生だった歌のとても上手な少女と出会いました。彼女の名前は、吉田夏葵さん。この3月、卒業した吉田さんのもとを再び向井さんが訪ねると、彼女は本格的にシンガーソングライターを目指していました。そんな彼女の高校生活唯一の心残りが、アルバム制作が間に合わなかったこと…。その夢の応援をと、向井さんが“ジャケット写真”を撮影することにしたのです。パンサー向井さん:「今日メークさんを連れてきてます。オレにもついてないよ」吉田さん:「すごい!(笑)」自宅のクローゼットにある服を見て相談しながらイメージを固めるプロのメークさん。一方の向井さんは、吉田さんの友人・亀淵さんをモデルに写真のイメージを固めていました。パンサー向井さん:「地元でしか撮れない表情ってあるから。慣れ親しんだ所だからこそ出せる顔が絶対ある」実はこの春、立教大学に進学した吉田さん。娘の上京に、お母さんは寂しさでいっぱい…。吉田さんの母親:「めちゃくちゃ寂しいです。夜中に目覚めると泣いてたり(笑)『行かんでいい』ってずっと言ってるのに頑固で…。まさか出るとは思ってませんでした」そんな中、吉田さんのメークが完成。手鏡で、初めて自らの仕上がりを確認してみると…。吉田さん:「うぉお!(笑)私も見たことないです、こんなの(笑)」向井さんが自らカメラマンとなり、自宅の庭で撮影開始。しゃぼん玉や傘など、様々な小道具や演出プランがありましたが…。パンサー向井さん(ファインダーをのぞきながら):「もう、本当に吉田さんという素材だけで十分…。“塩でいただくタイプ”というか(笑)もう余分な味付けいらないくらい。ちょっとお母さ~ん!」撮り始めたばかりの写真をお母さんに見てもらうと…。吉田さんの母親:「あ~!スゴっ(笑)自然っぽいですね」その後“撮影隊”は、吉田さんが使っていた思い出の駅舎へ。樽見鉄道のご厚意で、構内で撮影ができることに。レトロな雰囲気の駅舎やホームで、『ギターを背負って電車を待つ』のカットを撮影し始めた向井さん。いきなり会心の一枚が撮れて大興奮です。パンサー向井さん:「これ、絶対にいいから!ファインダーのぞいた瞬間に、『ワオ』って言ったよオレ(笑)」その後も、的確で素早い“凄腕AD”のような動きをする友人の亀淵さんのアシストを受けた向井さんは、実際に入線してきた列車をバックにするなど、納得のカットを連発。吉田さん:「いい写真をいっぱい撮ってもらえて、感激です」撮影後、吉田さんは駅のベンチに座り、自ら作詞・作曲した『春に手を』を披露。思い出の場所に別れを告げるように、透明感ある歌声が駅舎に響き渡りました。パンサー向井さん:「もう…『最終回』の雰囲気じゃん(笑)めちゃくちゃいい」亀淵さん:「このままMVも撮っていいんじゃないかと思うくらい夏葵のコンディションも、この場所もピッタリでした」パンサー向井さん:「駅長さん、いかがでした?」樽見鉄道の駅長:「音楽っていいですね…」最後に芸能界の先輩として、向井さんが吉田さんに伝えたことは…。パンサー向井さん:「僕が名古屋から東京に出て、15年くらい芸能でやってますけど、これだけは本当に覚えておいてほしい。売れても無視しないでね(笑)吉田さんはこのままで、自分のやりたいことを東京でぶつけ続ければ、どこかでまた一緒にお仕事することもあると思うので、新しい環境で頑張ってください」県立岐阜商業高校卒の吉田さんと亀淵さん、そして樽見鉄道さん。撮影にご協力いただきありがとうございました!