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なぜ“貸出中“があるの?図書館の電子書籍

なぜ“貸出中“があるの?図書館の電子書籍

最近、地元の図書館に足を運んでいますか?通勤途中や学校の近くなど、便利な場所にある公共図書館も、しばらく行かないと「何年ぶりだろう」と感じることがあります。9月17日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、宮部和裕アナウンサーが秋の夜長に読書を楽しむ方法として、公共図書館の「電子書籍貸し出しサービス」を取り上げました。聞き手は山本衿奈です。

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増えつつある電子書籍貸出

電子書籍の貸し出しサービスは全国の自治体で広がっており、スマートフォンやタブレット、パソコンから図書館の本を借りて読むことができます。猛暑や長雨など、外出しにくい時期にも、自宅などから利用できるのが特徴です。

三重県立図書館では2026年7月に電子書籍閲覧サービスを導入し、愛知県内でも23自治体、三重県や岐阜県でもそれぞれ12を超える自治体で導入が進んでいます。

利用するためには、まず図書館の登録が必要ですが、現在では図書館に行かなくても電子上で登録が可能です。

山本「もう家にいて登録できちゃう、そういうことですよね」

図書館の登録から本を借りるまで、全てをスマホ上で行なえる便利さがあります。

紙と同じく貸出制限がある

電子図書館には、紙の本とは違った便利さがある一方、意外な制約も。 例えば電子書籍であっても、他の利用者が借りていると「貸し出し中」となり、すぐには読めない場合があります。

冊数や同時利用者数に制限が設けられているケースもあり、借りたい本が貸し出し中なら予約して順番を待つことになります。
宮部も現在予約して待っている本があるとのこと。

宮部「ある方が電子書籍として借りてたら、その方が返す日が来ないと、僕は電子上でも借りることができない」

また、借りた本には返却期限が設定されます。期限を迎えると、紙の本を返却するのと同じように、スマートフォン上からその本が読めなくなるとのこと。 そのため、電子図書館は「いつでも、どこでも無制限に読める」というサービスではありません。

宮部「こういったことが制約でもあり、魅力でも面白さでもある」

こうした仕組みの背景には、電子書籍の利用に関わる権利や契約があります。自治体が電子書籍を所蔵するためには費用がかかり、紙の本よりも高額になる場合も。作品によっては、1ライセンスにつき同時に1人しか利用できないといった契約上の制限が設けられていることもあるといいます。

宮部「そういったことが様々複雑に絡んでいきながら、ただ登録した方は、納税はともかくとして、無料でその希望する本を手元のスマホで読むことができる、借りることができるというわけなんです」

変わる図書館のサービス

一方で、電子図書館が広がることで、公共図書館の役割そのものも変わっていく可能性があります。
これまでの図書館は、利用者が建物に足を運び、本を借りるという形が基本でした。電子図書館なら自宅などからアクセスできるため、図書館が「建物に来てもらう公共サービス」から「情報を届ける公共サービス」へと広がっていきます。

特に、図書館まで距離がある地域に住む人にとっては、そのメリットは大きくなります。宮部は長野県や沖縄県のように地域が広く、図書館へ通うこと自体が難しい人にとって、電子図書館はより便利なサービスになるのではないかと話しました。
紙の本と電子書籍には、それぞれ異なる良さがあります。

宮部「両方活かして二刀流で行くというのがさらにいいかもしれません」

図書館へ足を運んで本を選ぶ楽しさと、スマートフォンから気軽に本を借りられる便利さ。秋の夜長は、その日の気分や状況に合わせてふたつの読書スタイルを使い分けてみるのもよさそうです。
(ランチョンマット先輩)
 

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