葉っぱはどうする?命名は秀吉?柏餅のトリビア
男の子の節句である「端午の節句」に由来する5月5日も「こどもの日」。鯉のぼりや五月人形を飾ったり柏餅やちまきを食べてお祝いした家庭も多いのではないでしょうか。この日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、お祝い菓子の定番である柏餅やちまきの話題をつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
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上新粉で作った餅に小豆餡を包み、柏の葉で包んだ和菓子、柏餅。東日本では柏の葉が主流ですが、西日本ではサルトリイバラ(サンキライ)の葉が使われることが多いとか。
柏の葉は餅に豊かな香りを添えるとともに殺菌・防腐作用があるとされていたため、非常に実用的な意味もありました。
優しい甘さで美味しい柏餅ですが、小高には少々苦い思い出があるようです。
小高「こどもの頃に桜餅と混同していて、柏餅も葉っぱごと食べるものだと思って」
柏餅の葉は一般的には食べず、香りを楽しむものです。桜餅に巻かれている桜の花とは異なり柏の葉は固く筋や苦みがあるため、食用には向いていません。
小高「お餅に混じって葉っぱのかけらが広がって、食べたら口の中がザッキザキになるんですよ」
お子さんに柏餅をあげる時は、葉っぱをはがして食べるよう声をかけるといいのかもしれません。
柏餅の歴史
柏餅は子孫繁栄の縁起ものであるとされています。
というのも、柏の葉は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、家系が絶えない=子孫繁栄の象徴であると考えられていたためです。
さらに柏餅には、もうひとつ縁起がいいとされるエピソードがリスナーから寄せられました。
「現在大河ドラマで話題の『豊臣兄弟!』の、特に秀吉にまつわる縁起担ぎのエピソードがあるのをご存じでしょうか?
秀吉が小田原征伐に向かう途中、静岡の白須賀で食べた柏の葉に包まれた餡入りの白い餅。それをいたく気に入り餅に命名したそうですが、その名を柏餅ではなく『勝和餅(かちわもち)』、つまり『戦に勝って天下を平和にする餅』と命名したとのことで、これが柏餅のルーツのひとつだと言われているようです」(Aさん)
ちなみに当時の餡は小豆ではなく、ソテツの実を使っていたという説もあるようです。
ちまきの疑問
柏の木は当時関東を中心に自生していたそうで、柏の葉がとれない関西で食べられるようになったのが中国由来のちまきです。
現在は東西関係なく食べられるようになりましたが、ちまきに関して素朴な疑問を抱く小高。
小高「柏餅は年中あるのに、なぜちまきはこの時期だけなの?」
柏餅もちまきも春の和菓子ではありますが、和菓子コーナーを覗くと柏餅は比較的季節を問わず置いてあるのに対し、ちまきを見かけるのは端午の節句の時期だけです。
小高「どっちも好きなんだけど、どちらかと言ったらちまき派なのは、もちろんちまきが好きで美味しいのもあるけど、この時期しか買えないからなんですよね」
モチモチとした食感と、笹や竹の葉の香りが移った上品な風味が美味しいちまき。「好きだから年中売って欲しい」と小高。
実はちまきには笹の葉で包んでイ草で縛って蒸すという工程があるため、年中安定して作るには手間がかかるとも言われています。季節ごとにしか味わえない味覚を愛でるのも日本人の四季の楽しみ方なのかもしれません。
(吉村)
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