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オノ・ヨーコ氏がNG?仏ビール「ジョン・レモン」騒動

オノ・ヨーコ氏がNG?仏ビール「ジョン・レモン」騒動

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』、音楽を起点に情報やニュースを届ける「トーマスの箱」のコーナー。5月6日の放送では、ジョン・レノンの「Imagine」をBGMに、塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーが、フランスで販売されている「ジョン・レモン」と名付けられたビールをめぐる騒動を取り上げました。

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弁護士からの通知

「フランスで販売されている『ジョン・レモン』と名付けられたビールが、あることをきっかけに大きな注目を集めました。芸術家のオノ・ヨーコさんが、商品の販売を中止するよう求めたとのことです」(Aさん)

ブルターニュ地方にある醸造所「ブラッスリー・ドゥ・ランプリームリー」が3月下旬、オノ・ヨーコさんの弁護士から、ブランド名の使用中止か、故ジョン・レノンの名前に対するロイヤルティの支払いを求める通知を受け取りました。

オーナーのオーレリアン・ピカールさんによると、通知には「10万ユーロ(約1,840万円)」や「1日あたり150~1,000ユーロ(約2万7,600円~18万4,000円)の罰金」といった数字があったそうです。

「基本的にすべての製品を回収して、即座の名称使用停止を求められたとピカールさんは説明しています」(Aさん)

しかし交渉の末、7月1日以降は同じ名称を使わないとの約束を条件に、それまでに残りの5,000本を販売する許可を得たとのことです。

ラベルもジョン・レノンそのもの

塩見「ラベルがもうすでになんかダメですよね」

小高「ジョン・レモンっていう名前だけじゃなくて、記事を見るとラベルのイラストが、どう考えてもジョン・レノン。眼鏡がレモンになってますけど(笑)。それ以外はジョン・レノンっぽいなっていう人のイラスト。ギター背負ってますしね」

添えられた「Get Bock」の文字は、ビートルズの楽曲「Get Back」のもじりです。

メディアがニュースとして報じると、人々はこの問題に注目。その結果、大きな宣伝効果が生まれ、「ジョン・レモン」ビールの売り上げが大きく伸びることになりました。

ピカールさんは「すごい効果で、残りは1,000本以下となった。まさに不幸中の幸いだ」と続けたそうです。

塩見「それは図々しいだろ、この男(笑)」

5年前にレモンを使ったビール「ジョン・レモン」の販売を開始したこの醸造所では、他にもセレブの名前をもじったビールをいくつか販売しています。従業員は2人、年間の販売本数は5万本から8万本。

醸造所では現在、「ジョン・レモン」に代わる新たな商品名を模索しています。ピカールさんによると、代替案の「ジョーヌ・レモン(黄色いレモン)」についても、オノ・ヨーコさんは難色を示しているそうです。

ダジャレ精神、世界共通

商品名やラベルだけでなく、ビールにはほかにもダジャレが効いています。曲名のもじりもそうですが、「Get Bock」の「ボック」はドイツのハイアルコールビールのスタイルでもあり、二重の言葉遊びになっているようです。

小高「先に、割とわかりやすいリンゴ・スターを使ってもよかったんじゃないかと思いますけど。あれ、もじらなくてもそのまんまやなっていうような感じで。あっでもごめん、リンゴ・スターのもじりは日本人にしか通用しない(笑)」

塩見「日本でしか通じないし、それをリンゴ・スターが見たところで、それ、何?みたいなことかもしれませんね」

「日本でも『じょん・のれん』という暖簾を下げた居酒屋がありました。世界どこでもダジャレはあるんですね」(Bさん)

日本語のダジャレなら、海を越えて気づかれる可能性は低いかもしれません。

知的財産への配慮

オノ・ヨーコさんが反応したのは、商品名のみならず、ラベルのイラストまで明らかにジョン・レノン本人を想起させるためではないかと小高は推測します。知的財産、いわゆるIPの権利がいま大きく注目されている時代背景もあります。

塩見「これやっちゃいけないって話じゃなくて、ちゃんとオノ・ヨーコさんに話を持っていって、使用料も払いますってやれば別にいい。しかも、大して売れてなかったのが、騒ぎになったおかげで全部売れちゃって嬉しいよ、みたいな話でしょ」

小高「ヨーコさんのところに行って『すいません、ジョン・レノンさんの、レノンとレモンをかけて、ジョン・レモンでビールを作りたいんですけど、お願いします』って言いに行くのもちょっと面白いね」

小さな醸造所のビールが、名前ひとつで世界の注目を集めた一件でした。
(minto)
 

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