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朝6時、トイレで心が折れかけ…CBC松本道弥アナ、国府宮はだか祭に体当たり

朝6時、トイレで心が折れかけ…CBC松本道弥アナ、国府宮はだか祭に体当たり

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。4月11日の放送では松本道弥アナウンサーが、今年の国府宮(こうのみや)はだか祭の体験を報告。祭り当日の朝から神男タッチまでの道のりを、率直な感想とともに語りました。

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1250年以上続く奇祭

国府宮はだか祭は、愛知県稲沢市にある国府宮神社で毎年旧正月の13日に行なわれている、1250年以上の歴史を持つ天下の奇祭です。

ふんどし姿の裸男(はだかおとこ)たちが大勢集まり、ひとりだけ全裸の「神男(しんおとこ)」を触るために、ぶつかり合い、押し合い、もみくちゃになります。

就職して初めて名古屋に来た際、CBCの研修でこの祭りの存在を知り、「とんでもない場所に就職できてしまったな」と驚いたと振り返る松本。

この地方のテレビ局は各局毎年必ず取り上げるほどの一大イベントで、今年はなんと1万人以上の裸男たちが参加しました。

複数の神事が集まった祭り

国府宮はだか祭は、複数の神事で構成されています。

くじで神男を選ぶ「選定式」、願い事を書いた布を笹に結びつけて奉納する「儺追笹(なおいざさ)奉納」、神男を触って厄をうつそうと裸男たちがぶつかり合う「もみ合い」、厄を受けた神男が黒い餅に厄をうつして埋める「夜儺追(よなおい)神事」など。

中でも「儺追笹奉納」と「もみ合い」が国府宮はだか祭のメインイベントで、今年は3月1日(日)に行なわれました。

弓道日本一より緊張

祭り当日の朝6時、松本は会社のトイレの個室にこもっていました。

人生で初めてカメラの前で裸になる恥ずかしさ、神男に触ってテレビ的なオチを付けなければいけないというプレッシャー。しかも昨年参加した瀧川幸樹アナウンサーは神男に触っているため、ハードルはさらに上がります。

毎年参加している先輩からは「人が多くてとにかく息苦しい、怪我しないように気をつけて行ってきて」と言われており、「生きて帰れるのか…」という不安も募ります。

学生時代に弓道で日本一を取った松本ですが、全国大会の決勝よりもはるかに緊張したと振り返ります。

比良地区から出発

国府宮はだか祭には稲沢市を中心にさまざまな地区から多くの団体が参加します。

松本は国府宮神社から最も離れている名古屋市西区の比良地区から参加しました。CBCテレビから車でおよそ30分。ディレクターや技術スタッフと一緒でしたが、何を話していたのか全く思い出せないほど余裕がなかったそうです。

比良温泉という銭湯に到着し、まず入浴してからふんどし姿に着替えるスケジュールでしたが、温泉に入ってもリラックスとは真逆の浮き足立った状態。

緊張を見抜かれたのか、一緒にお風呂に入っていた男性から声をかけられました。

「おー、お兄ちゃん大丈夫か。酒飲んだ方がいいぞ、酒。もう頭のネジ1本、いや2本くらい外さんとやってられんぞ」

松本の緊張と不安はさらに高まっていきました。

人生初のふんどし

入浴後、人生で初めてふんどしを巻きました。

ぎゅうぎゅうにきつく巻かれ、お腹の締め付け感とともに気持ちもぐっと引き締まる…と言いかけて、松本は「ちょっと綺麗に言い過ぎました」と訂正。正確には、ふんどしで束縛されて「もう逃げられない」という諦めがついたのだそうです。

着替えを終えてそのまま外に出ると、「人生で初めて公道で裸になりました」という謎のリポートを撮影。

心配していた恥ずかしさはほとんどなく、制服を着ているような、気が引き締まるような思いで比良地区の神社へ向かいました。

「わっしょい」の声で高揚

神社に到着すると地元の方が大勢集まり、まさにお祭り騒ぎ。

神社から比良地区の皆さんの願い事が書かれた布を結びつけた笹を持ち、裸男たちとともに国府宮に向けて出発しました。

歩きながら全員で「わっしょい、わっしょい」と大きな声で叫ぶうちに、気持ちが一気に楽になるのを感じたという松本。

祭りの楽しさで気持ちがどんどん高揚していく感覚。西区の住宅街をほぼ裸で大声を出しながら歩くという、滅多にできない体験が気持ちよかったそうです。

6キロほど歩いた後、バスで国府宮へ移動。到着して笹を奉納すると、いよいよメインイベントの「もみ合い」です。

「とにかく痛い!」

松本は、儺追笹奉納で仲良くなった現役自衛官の男性と一緒に参加。体格もよく、何があっても守ってくれるだろうという安心感がありました。

ふんどし姿の男たちが国府宮神社の参道に集まる中、突如として神男が飛び出してきます。裸男たちは一斉に神男めがけて走り出し、とんでもないぶつかり合いが始まりました。

肌と肌がぶつかり合う「ドスッ」という音が響きます。頭や肩をつかまれ、肘で打たれ、足を踏まれる。

「痛いんです!とにかく痛い!」

それでも身長が頭ひとつ抜けていたおかげで息がしやすく、「これほど身長が高く生まれてよかったと思ったことはなかった」そうです。

男たちの熱、そしてガッツポーズ

もみ合いの中では「わっしょい」の掛け声に加え、「おらどけ!」「つかむな!」「あぶねえよ踏むな!」「オラオラオラァ!」という叫び声も飛び交います。

「男たちの熱ですよ。これが祭り!これが国府宮はだか祭のリアルなんです」

こんな過酷なロケは初めてだと心が折れそうになりながらも、「絶対に神男に触ってやる」という強い意志で挑みました。

何度も何度も近づいては裸男たちに押しのけられる繰り返し。一緒に触ろうと約束していた自衛官の男性ともあっという間にはぐれましたが、粘り強く神男を追い続け、ついに触れることができたのです。

触った瞬間、感情が高ぶって思わず「よっしゃ」とガッツポーズ!嬉しさと達成感で、自然と右腕を上に突き上げていました。

しんどいし、痛いし、つらい。けれど、神男に触ってやるという思いを胸に、苦しさの中で頑張り続け、触れたその瞬間の達成感。

みんなそれを求めて参加しているのではないか、これが国府宮はだか祭の人気の秘訣ではないかと、取材を通して実感した松本でした。
(minto)
 

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