支持率82%の高市内閣、評価されているポイントは?
日本初の女性総理としてスタートを切った高市早苗首相率いる現内閣が、高い支持率を集めています。女性からの支持率に加え、Z世代の若者からの好感度が特に高い傾向にあるようです。11月4日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、高市内閣のどんなところが評価されているのか、つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーからの投稿を交えて紹介します。
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JNNの世論調査によると、高市内閣を「支持できる」という人は82.0%にのぼることが明らかになりました。
これは2001年以降の政権発足直後の支持率としては、小泉内閣に次いで高い数字です。一方で「支持できない」という人は14.3%でした。先月の石破内閣と比較すると、支持率は38.3ポイントも上昇してしています。
つボイ「断然違いますよね」
小高「非常に高い。このところまれにみる支持率の高さですよ」
つボイ「だいたいご祝儀相場で、最初はどの政権も高いんですよ。でも比較してみると小泉さんに次いで高いと」
発足直後の期待値の高さを加味しても、歴代トップレベルの支持率となっているとのこと。
特にZ世代からの支持率は90%超を示す報道もあり、SNSでは高市氏の動画が拡散され、非常に高い再生回数をたたき出しているようです。
成功を収めた外交
高市首相は先週、就任後初めてとなるアメリカとの首脳会談、APEC首脳会議に出席。これらの外交について「評価する」と答えた人は83%にのぼりました。
「自民党高市内閣の支持率が80%を上回っており、初の女性首相としての期待とあの胸を張った外交の成果が数字に表れたのでしょうか」(Aさん)
小高「一連の外交の時の高市さんのイメージが、相当今の支持率にも反映されているんじゃないでしょうかね」
「高市総理大臣はトランプ大統領、李在明大統領とは良い感じで会談が行なわれましたが、靖国神社を参拝するのではないかという懸念があったために、習近平主席は表情が硬かったです。
ただ高市総理がSNSにアップした初対面の時の写真では笑顔になっていたので、決して悪くはなかったのでしょう」(Bさん)
高市氏と習近平主席との初の顔合わせでは、高市氏が中国に一定の配慮を示していることを受け止め、戦略的互恵関係の推進を再確認し合う形となりました。今後も日中関係を重視しつつ、対話を重ねていく姿勢で合致したような印象でした。
はしゃぐ仕草には賛否
また、こんな意見もあるようです。
「高市総理大臣が就任してから、10日あまりが過ぎました。就任してからの見事な外交には敬服いたします。ASEAN首脳会議のマレーシア訪問、トランプ大統領と首脳会談、APECの首脳会議や韓国訪問、韓国の李在明大統領との会談、中国主席との会談などをテレビで見て、日本のため精力的に活躍されているのを見て頼もしく思いました。
先の総裁選で高市氏が総裁に選ばれたのは日本にとってベリーベストな選択だと思いますが、トランプ大統領と共にアメリカ軍兵士らの前ではしゃぎすぎと媚びには感心しません。トランプ大統領は喜んでいたので今回は良いと思いますが、今後は冷静に行動して、時には日本のためにトランプ大統領にノーと言って欲しいです」(Cさん)
小高「違和感を感じるところもあったけど、それ以外は非常に立派だったという表現でしょうか」
トランプ大統領との会談での態度については、賛否両論あるものの、Z世代からは好印象に映っていたようです。
拉致問題に積極的な姿勢
さらに高市氏が評価を集めたポイントは、拉致問題に対する姿勢にもあったようです。
「高市総理が拉致被害者の問題解決に動くのは、今までとは違って本気だと思います。高市総理が早く動けるのは、総理になってからやりたいことの構想がしっかりしていたからだとも思います。だから言葉に気持ちが乗って聞こえます。高市総理の構想に、政治とカネも入れて下さい」(Dさん)
小高「今回は積極的な発進、発言をされたようなので、もしかしたら今までとは違ってこちら側から動くのかな、という雰囲気がありますね」
「やるべきことはすぐにやりたい」と発言していた高市氏。長年宙ぶらりんになったままの拉致問題に関して動きを見せてくれたことも好印象でした。
小高「総理になってまず外交が続いて、各国のトップと和やかに会談して成功したと言われていますが、今日から国会論戦が始まってやっと国内政治という話になってくるので。現状くすぶっている自民党そのものの裏金問題とか、物価高とか、そういったところに対してどのような政治をやってくれるでしょうか」
今後国内政治をどう運営していくのか、期待が高まります。
(吉村)
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