中日OB・中村武志が語る、天敵DeNA・東投手攻略法

韓国プロ野球チームの起亜タイガーズでコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんが、7月28日放送の『ドラ魂キング』に電話出演。連勝の後連敗しつつも4位のドラゴンズについて、ダイノジの大谷ノブ彦と加藤里奈と語りました。これからドラゴンズはどう戦っていけばいいのでしょうか?
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く暑いナゴヤ球場の時代
「よく野球界では夏男とか言われますが、武志さんは夏男でしたか?」(Aさん)
中村「どちらかというと夏は好きだったですね」
試合中は2~3回、汗をかくとユニフォームを一式着替えていたそうです。
中村「そしたら、ちょっと身体が軽く感じるんですよ。動きもなんとなくよくなるんですよ」
中村さんの現役時代はナゴヤ球場。特に暑い名古屋、東京ドームができた後の読売ジャイアンツは、ナゴヤ球場ではなかなか勝てなかったんだとか。
大谷「そういうことか」
まだドーム球場が東京ドームだけだった時代の話に納得する大谷。
若いメンタルが心配
オールスターゲーム後の東京ヤクルトスワローズとの2連戦は2連敗で終わりました。
今季ビジター15勝28敗、借金13という結果に危機感を抱いているBさんのおたより。
「ドラゴンズのクライマックスシリーズ進出へのカギはビジターでの戦い方だと思います。後半戦、ドラゴンズのビジターでの戦い方を教えてください」(Bさん)
中村「ビジターの戦い方ってね、先に攻めるっちゅうだけなので」
確かに先攻か後攻かの違いだけです。中村さんは、バッテリーは広いバンテリンドームナゴヤと狭い他球場では配球を変えるべきだと言います。
また、現在は井上一樹監督が後半のキーマンとして挙げていたルーキーの石伊雄太捕手がメイン。使われている期待がプレッシャーになることを心配していました。
中村「若い選手はイケイケどんどんで行くんですけど、ちょっと負けると、自分以上の力を出そうと思って悪い方向に行く可能性もあるんですね」
東投手攻略法
「ドラゴンズ、一昨年から(横浜DeNA)ベイスターズの東(克樹)投手に10連敗。武志さんに質問ですが、東投手の攻略法を教えてください」(Cさん)
中村「ないですね」
元も子もない答えをしてしまう中村さん。
東投手は4点も5点も取れるピッチャーではないので、バテてくる夏場。野手陣一丸となって球数を投げさせること、ドラゴンズは極力点を与えないこと、と付け加えました。
現役時代に嫌だった打者
大谷「最近、YouTubeで現役時代の中村さんのを見てて。今中(慎二)投手全盛期の時って、リードは中村さんがしてたんですか?」
今中さんには真っ直ぐとカーブしかなかったそうです。しかし真っ直ぐをカットボール気味に投げたりと工夫して打たれなかったとか。
中村「簡単に言うと、彼は天才ですよ」
大谷「どういうバッターが嫌でした?」
中村「あまり振ってこないバッターですよね」
外国人選手は振ってくるので、ホームランもありますが空振りも取れたそうです。
また、一番、二番に、球数を投げさせたり、空振りの少ないタイプのバッターがふたりいるときつかったそうです。
中村「当時、阪神(タイガース)の赤星(憲広)選手と藤本(敦士)選手がものすごく嫌だったです」
現在のドラゴンズでは田中幹也選手がそういうタイプとのこと。
ドラゴンズが東投手を攻略するには、攻撃的な一番バッターの岡林勇希選手の後、二番の田中選手がどう活きてくるかがカギだとか。
今週の勝敗予想
今週のドラゴンズ勝敗予想。火曜日からバンテリンドームでジャイアンツ3連戦、週末はマツダスタジアムで広島東洋カープと3連戦です。ドラゴンズは現在4連敗中。
まずはカトリーナこと加藤里奈の予想から。
加藤「マジでヤバい時は、連勝あるいは勝ち越すのが今年のドラゴンズだと思ったので5勝1敗」
大谷「俺も全く同じ意見。5勝1敗!ここ、結構大事ですよ」
大谷も加藤同様ポジティブ予想。中村さんは?
中村「ドラゴンズOBとして3勝3敗。ブルー一直線でいきましょう」
大谷「5勝とか全勝が一直線!3勝3敗の五分は一直線じゃないから(笑)」
ちなみに大谷は水曜日に韓国に行くそうです。球場へ足を運ぶとその試合に負けるジンクスを持つ大谷。起亜タイガースの結果も気になるところです。
(尾関)
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