今年はどうなる?気になるお盆渋滞と回避法

まもなくお盆、家族旅行や里帰りを予定している人も多く、気になるのは高速道路の渋滞です。7月28日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、お盆の渋滞の予測や渋滞の上手な避け方、運転時の注意点について、ネクスコ中日本の高速道路ドライブアドバイザー東海地区担当の花田大輝さんに尋ねます。聞き手はつボイノリオと小高直子アナウンサーです。
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そもそも「高速道路ドライブアドバイザー」とはどんな仕事でしょうか?
花田さん「高速道路ドライブアドバイザーの主な役割は、高速道路の渋滞予測と渋滞を回避して高速道路をより安全に快適に走行していく方法の発信です。
予測情報をチェックしてあらかじめ対策すれば、渋滞はある程度避けられるのでそれをしっかり伝えていきたいです」
このお盆の東海地区の渋滞はどんな予測でしょうか?
花田さん「今年のお盆は8月9日から15日に渋滞を多く予測しており、ピークは9日の土曜と11日の祝日と予測しています。
大阪方面に向かう伊勢湾岸道の下り線で最大20km、新東名では最大25kmの渋滞を、いずれも8月9日に予測しています。また名神の下り線でも8月9日に最大20kmの渋滞を予測しています」
他の高速道路はどうでしょうか?
花田さん「今年のお盆は中央道で大きな予測をしています。長野方面に向かう中央道の上り線では8月9日に最大20km、長野から名古屋方面に向かう下り線では8月11日に最大20kmの渋滞を予測しています」
おすすめの日や時間
気になるのは渋滞を避ける方法です。
花田さん「比較的大きな渋滞を予測していない山の日の三連休の後にお出かけすることをおすすめします。特におすすめは16日土曜、17日日曜です」
休みや出掛ける日がずらせないという場合はどうすればいいのでしょうか?
花田さん「もう予定を変えられない方は、実は時間帯を少し避けるだけでもより快適なお出かけができると思います。
先ほどの長野方面に向かう中央道の上り線20kmの渋滞は、朝の9時頃から予測していますので、早朝に移動していただければ渋滞が回避できます」
車間距離の取り方
また、交通量が多くなる時期に増えるのは追突事故です。
花田さん「追突事故が次の渋滞につながることが多いので、2台・3台前をよく見て運転することを意識してください。それと追突事故を起こさないためには、普段から十分な車間距離を維持した運転が大切です」
「十分な車間距離」とは実際どのくらいとればいいですか?
花田さん「たとえば時速100kmで走行する場合は100mの車間距離が必要と言われています。走行車線と追い越し車線の間に引いている白線がカギです。白線部分が8mで白線の間隔が12mとなっていて、ワンセットで20m。100m車間距離が必要となれば、5セットが目安となります」
お盆のドライブについて、最後にこうアドバイスする花田さん。
「渋滞予測を事前にチェックし、お出かけの日にちや時間をずらすなど、いつも以上に渋滞回避を意識して、安全で快適なドライブをし、楽しい思い出を作ってください」
(みず)
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