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店員にも「投げ銭」できる時代?スマホでチップを送る機能が増加中

店員にも「投げ銭」できる時代?スマホでチップを送る機能が増加中

飲食店で、客が従業員やお店にスマートフォンを通じてチップを送る仕組みを導入する動きが広がっています。接客が可視化されるため、従業員のモチベーション向上にもつながっているそうです。7月24日の『CBCラジオ #プラス!』では、毎日新聞の記事を基に、永岡歩アナウンサーと山本衿奈がこの話題について意見を交わしました。

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モバイルオーダーが増加中

かつて注文と言えば店員を呼び止めて口頭で伝えるものでしたが、最近ではQRコードを読み取ってスマホから注文する「モバイルオーダー」が増加中。

山本の妹は「大声で店員さんを呼ぶのが恥ずかしい」と話し、モバイルオーダーに助けられているそうです。

一方、永岡は「僕は声はかけません。手をあげ、目を見る」と無言スタイルを貫いているとのこと。

山本「それ、気づいてもらえなかったら、ずっと手を挙げ続けなきゃいけないのでは?(笑)」

しかし、ホールスタッフ経験のある永岡曰く、優秀なスタッフはすぐ気づくそうで、むしろ「気づくスピードでいいお店かどうかがわかる」と持論を述べます。

チップをスマホで送るシステム

そんな中、注目されているのが株式会社ダイニーが提供する「推しエール」というシステム。
これは、好印象の接客をしてくれたスタッフのプロフィール欄から、投げ銭感覚でチップを送れるという仕組みです。

居酒屋でのアルバイト経験がある永岡は、勤務中に気に入られた客から飲み物を奢ってもらったことがあるそうです。
推しエールはそれに似ているとし「現金を渡せるっていうのは、ひとつ新たなサービスだなと思います」と話しました。

一方、山本は「これはもう推し活の一環ですね」と反応。「推し活がここまで波及してきたんだ」と、驚きを隠せない様子。

トラブルを生む懸念も

現在、この「推しエール」は、愛知・三重・岐阜の東海3県で250店舗が導入。
中には1ヶ月で7万円分のチップを受け取ったアルバイトもいるそうです。

しかし気になるのが、客とスタッフの間に生まれる“距離の誤解”。
「7万円も払ったんだぞ」といった、行き過ぎた期待を持たれると困る、という懸念もあります。

永岡「シンプルに気持ちがいい接客だったから払いたいだけ、の関係性でいければいいけどね」

さらに山本は、アルバイト側がチップをくれる客にだけ丁寧な対応をしてしまう可能性も指摘。

山本「チップくれる人には良くするけど、そうじゃない人には『これくらいでいいかな』って気持ちになっちゃいそう」

推しエールは、あくまでも従業員のモチベーション向上のために作られたもの。
その目的を、利用する側も忘れないようにしたいものです。
(ランチョンマット先輩)
 

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