予定外の発見続々!CBC松本道弥アナの気まま自転車旅40キロ

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。5月10日の放送では、松本道弥アナウンサーが前回に続き「山崎川自転車旅」の後半を披露。予定外のルート変更から伊勢湾台風の歴史に触れ、天白川の絶景サイクリングロード、思いがけず立ち寄ったうどん屋まで、約40キロにおよぶ冒険の全貌を語りました。
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山崎川の河口、名古屋港の海岸に無事到着した松本でしたが、走った距離はまだ15キロ。体力がまだ余っていて、ゴールしたのに達成感がない状態でした。
地図を確認すると、山崎川の河口からほど近い場所に天白川の河口があることを発見!
「そうだ、川を変えて遡っていけば、ちょっと遠回りできるし、行きと違う景色を楽しみながら帰れるじゃないか」と思いつき、急遽ルート変更を決断します。
松本は人の性格が表れる場面だと語り、ルートを忠実に守る人と満足度優先で変更する自分のような人がいると説明。この傾向は車の運転でも見られ、ナビ通りに進む人と脇道で近道を探す人の違いを例に挙げました。
松本は近道を試みるタイプですが、結局大きな道に戻ると自分より後ろにいた車に先回りされているのが常。「ナビすごい。急がば回れなのかもしれません」と自身の行動パターンを自嘲気味に語りました。
伊勢湾台風の記録を発見
名古屋港の工場や倉庫が立ち並ぶエリアを南下し、天白川の河口を目指して走り続ける松本。途中、道沿いのコンクリート塀に30センチほどの小さな看板を発見しました。
気になって戻ってみると、そこには「伊勢湾台風潮位 海抜3m90cm」という文字がありました。
「えっ、あんな高いところまで海面来てたの。台風でこんなに潮位が上がるなんて想像できない」と驚いた松本。当時、この一帯が浸水被害に見舞われていた事実に気付いたのです。
松本は入社1年目の研修で伊勢湾台風について学んでいましたが、今回実際に痕跡を目にしたことで、その壊滅的な被害の規模を改めて実感したそうです。
全力疾走で“大疲れ”
さらに南下して天白川の河口に到着。そこには山崎川よりもかなり広く、体感では70メートルほどもある相当大きな川が広がっていました。
天白川沿いは堤防道路が整備された最高のサイクリングロード。「一切でこぼこのない美しいアスファルト、坂もない。最高なんですよ」と、松本は感激します。
自転車に乗る人や散歩する人、犬の散歩をする人など、さまざまな人が利用する堤防道路。その快適さにテンションが上がった松本は、思いきりスピードを出して全力疾走を楽しみました。
しかし「またやりましたよ。後先考えずに全力で走った」と反省。5キロほど走ったところで“大疲れ”となり休憩することに。この時点で総走行距離は約27キロ。まあまあ疲れが溜まってくる距離だったと語りました。
目標「喫茶マウンテン」のはずが?
休憩しながら地図を見ていると、川から離れて北に少し走ると、名古屋の名所「喫茶マウンテン」があることに気づきます。名古屋に来て丸4年になる松本ですが、まだ一度も訪れたことがありませんでした。
目標を定めて再出発したものの、川沿いから離れて2分ほど進んだところでチェーンのうどん店「讃岐製麺」を発見。暑さと疲れもあり、あっさりと誘惑に負けて入店してしまいました。
注文したのは、冷たいとろ玉ぶっかけうどんの大盛りと、鶏天。
「かなり太いうどんで、一気に2本くらいしかすすれないほど太い。太いんですけど、もちもち食感。鶏の天ぷらはお店イチオシというだけあって、衣サクサク。鶏肉はもうとろけるような柔らかさ。とってもジューシーなんです」と松本。
疲れが吹き飛ぶ至福の時間を過ごし、「もう店から出たくない」とゆったり。しかし周りの客が徐々に帰り始め、場の雰囲気を気にする松本は店員に申し訳ないという気持ちから、早々に店を後にしたそうです。
サイクリングが与えてくれるもの
結局、喫茶マウンテンには行けなかったものの、総走行距離約40キロを走り抜いた達成感と、おいしいうどんが食べられた満足感を得ることができた松本。
「確実にいつもの休日、ソファでゴロゴロしながらダラダラしてるよりも有意義な時間が過ごせました」と振り返りました。
運動になるだけでなく、外に出ることでその季節を感じ、場所特有の景色や香りを楽しめること、そして思いがけない新しい発見との出会い。これらこそがサイクリングの本当の価値だと松本は力説します。
「皆さん、損はさせません。まずは近い場所からでも自転車で一緒に旅してみませんか!」と、リスナーにサイクリングの楽しさを熱く伝えました。
(minto)
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