こんな転売対策どう?「Nintendo Switch2」を巡り、案がSNSで集まる

家庭用ゲーム機『Nintendo Switch2』の発売が6月5日に決定しました。また同時に任天堂が打ち出した転売ヤー対策が画期的なものだと、SNSで賞賛の声が多数上がっています。しかし、この対策が可能なのは任天堂のオンラインショップのみ。家電量販店はいかにして対策していけば良いのでしょうか?4月16日の『CBCラジオ #プラス!』では、三浦優奈が永岡歩アナウンサーと『Nintendo Switch2』の転売対策について話しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く転売ヤー対策の条件
転売することを目的に商品を購入して利益を得る人「転売ヤー」。
彼らの存在によって、本当に商品を楽しみたい人に商品が行き届かないことが度々起こっています。
それを極力防ぐために今回任天堂が行なった対策が、公式ショップでの予約抽選販売の申し込みに条件を3つ設けたことです。
まず1つ目は、『Nintendo Switch』のソフトでのプレイ時間が50時間以上であること。
ゲーム好きな三浦は2,000時間ほどだったそうですが、ゲーマーでなくてもゲームをやっていたら簡単に50時間は経過するとのこと。
対策が発表される前の2月の時点で50時間を満たしていなければ、購入することができないという条件です。
なお、体験版や無料のソフトはプレイ時間に換算されません。
ちゃんと楽しんでいる人に
2つ目は、応募時点で『Nintendo Switchオンライン』に累積1年以上の加入実績があり、応募時にも加入していること。
『Nintendo Switchオンライン』は月に約300円課金すると対象のソフトでオンラインでのプレイが可能になるといった有料サービスです。
三浦「Switchでゲームしている方だと、大抵の方は入ってることが多いかな」
3つ目は、任天堂アカウントでの国の地域設定が日本の人。
この3つをクリアしたユーザーのみが『Nintendo Switch2』の予約抽選を申し込むことが可能です。
これに対し、ふたりは肯定的な意見を交わしました。
永岡「架空アカウントじゃ決して無理なんだけど、普通にNintendo Switchで遊んでた人じゃあ全然ハードル高くない。だから僕も当てはまってて、申し込み入れました」
三浦「ちゃんとゲームを楽しんでいる人にまずは届けよう、というこの任天堂さんの思いに私も含め、ゲーマーたちがもうこの対策に歓喜しているわけでございます」
私の考える最強転売対策
しかし、この転売ヤー対策は任天堂の公式オンラインショップのみ可能。
家電量販店ではどう対策していくべきなのでしょうか。
ノジマが運営する通販サイト『ノジマオンライン』は 『X(SNS)』でこんな投稿をしました。
「マイニンテンドーストアは『プレイ時間が50時間以上』『日本専用モデル』などの転売対策を講じており素晴らしい!!!と思うのと、当店ではできないのでジェラシーを感じています。
そこで、一般の販売店でもできそうな『転売対策』アイデアを『#私の考える最強転売対策 』つけてリプライいただけないでしょうか?」
このようにユーザーの意見を募り、様々な案が集まったようです。
その中から三浦がいくつか紹介しました。
「落選メール」は効果あり?
まずひとつは、任天堂の公式オンラインショップの落選メールの提出。
永岡はこれに関心の様子。
永岡「なるほど!任天堂さんの条件をクリアしてる人しか落選メール時は来ないから!」
落選メールが『Nintendo Switch』の正しいユーザーである証明になります。
しかしこの方法には抜け道が。
三浦「ただ、スクショとかの複製が…」
落選メールのスクリーンショットを不正に利用できるため、現実的ではないとのこと。
店頭販売の場合はスクリーンショットではなく、届いたメールを提示すれば対策にはなりますが、オンラインショップではメールを見せることができません。
家電量販店での転売対策その2
三浦は他にもこんな転売対策案を紹介しました。
三浦「スニーカーの転売屋対策でよくやってるような、購入直後に箱を潰して捨てる」
永岡はこの案には渋いリアクション。
永岡「スニーカーの箱潰されんの、俺、コレクターとしてちょっと嫌だわ!」
さらにこれが『Nintendo Switch2』となると、家に帰る途中で傷がつくかもしれないと苦笑いでした。
さらに三浦も「任天堂さんが最近、この箱を保証書にしたりするからちょっとこれも難しいかもしれないね」と完璧な案ではないと話します。
SNSでいろんな策が集まりましたが、いまだに画期的な転売対策は見つかっていません。
ただ、ゲーム好きな三浦はこの一連の動きに希望を見せています。
三浦「ユーザーとか販売店が色々作を考えようと思ったこの第1歩がものすごく大きな1歩。
今回、任天堂さんがこの転売ヤー対策を実行しました。1歩踏み出してくれたなっていうことが、今後いろんな企業に普及していくと嬉しいなと私は思います」
日々課題となっている転売の対策。
この踏み出した第一歩がゴールへと辿り着けるように、転売商品を利用しないなど、一人ひとりが気をつけて購入することが大切です。
(ランチョンマット先輩)
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