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介護の常識を筋肉で覆す!?日本一マッチョな会社の秘密

介護の常識を筋肉で覆す!?日本一マッチョな会社の秘密

介護とマッチョ。一見結びつかないこの組み合わせで、業界に新風を吹き込む会社が愛知県にあります。3月31日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、株式会社ビジョナリーの代表取締役社長CEO丹羽悠介さんに、独自の採用戦略が生まれた経緯や、鍛え抜かれた介護士たちがもたらす変化について話を伺いました。

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「マッチョを集めよう」

株式会社ビジョナリーは、障害のある方々向けの事業を多く展開している会社です。グループホームやシェアハウス、訪問介護・看護、デイサービスなど、さまざまな障害者支援サービスを運営しています。

介護業界全体が抱える人材不足の課題に、丹羽さんは独自のアプローチで挑みました。そのきっかけは意外なところから訪れました。

実は丹羽さんはダイエット目的でジムに通い、ボディビルのコンテストに記念出場したことがあったそうです。そこで、予選敗退後に悔し涙を流す選手の姿を目の当たりにしたことが、大きな転機となりました。

丹羽さん「競技として本気で頑張っているかっこいい人たちがいることに気づいたんです。その時にピンときて、『こういう人たちが介護の仕事をしてくれたら、イメージも変わるし、かっこいいし、めちゃくちゃいいじゃん。マッチョを集めよう』と思いついたのがきっかけでした。かっこいいは正義だと思っているので」

「フィットネス実業団」的発想

丹羽さんは、サッカーや野球などのスポーツで一般的な「実業団チーム」という概念をボディビルに応用することを思いつきました。

丹羽さん「フィットネスやボディビルは個人競技ですが、どんな競技でもひとりで戦うものはないと思うんです。そこで、実業団チームのボディビル版を作り、頑張っている選手を応援する会社というイメージを打ち出しました。そうすれば若い人たちにも興味を持ってもらえるのではないかと考えました」

「フィットネス実業団」というコンセプトをSNSで発信し始めると、最初は「意味がわからない」という問い合わせも多かったそうです。しかし、丹羽さんはそれでも良かったと言います。

丹羽さん「今まで介護に興味がなかった人たちが、少しでも会社に興味を持ってくれただけでも成功でした。説明していくうちに『そういうことだったんですね』と理解してもらえて、入社してくれる人がたくさん出てきました」

驚異の応募数と多様な応募者

この革新的な採用戦略は見事に成功し、現在では年間1,000件を超える応募が寄せられるようになりました。活動開始前はゼロの月もあったことを考えると、桁違いの数字です。

応募者はプロのボディビルダーだけではありません。丹羽さんと同じようにダイエット目的でジムに通っている人や、過去にスポーツをしていて運動が好きな人、単純にこの会社の雰囲気に魅力を感じる人など、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まってきているそうです。
 

筋肉がもたらす好循環

丹羽さん「力仕事で活躍できる場面も多いですし、体が大きくて頼りがいのある方が頼みやすいという面もあります。また、介護に対するポジティブなイメージを持っていただけることも増えました」

さらに、スタッフ間での相乗効果も生まれているといいます。

丹羽さん「他のスタッフも触発されてジムに通い始めたり、健康促進に取り組むようになりました。利用者さんの中にもジムに通い始めたり、運動を始めたりする方が出てきました。人材不足の解消だけでなく、介護のイメージ改善や健康促進、様々な面で活躍をしてくれています」
 

「マッチョコ便」でマッチョ披露!

マッチョな介護士たちの個性を生かしたユニークなイベントも企画しています。最近行なわれたのは「マッチョコ便」というバレンタインデー企画です。

丹羽さん「業界全体を盛り上げていきたいという思いから、他の介護事業所にうちのマッチョ介護士がチョコレートを届けに行くイベントを実施しました。利用者さんやスタッフと一緒に盛り上げるイベントです」

利用者さんがうちわを振って応援するなど、まるでアイドルの「推し活」さながらの熱気に包まれたといいます。「この人推し!」という声や、「ハグしていいですか?」とリクエストが出るほど、マッチョ介護士たちは瞬く間に人気者になったそうです。

株式会社ビジョナリーの取り組みは、介護業界に新風を吹き込んでいます。マッチョな介護士という一見ミスマッチに思える組み合わせが、人材不足解消、イメージ改善、健康促進など多くのプラス効果を生み出しています。
(minto)
 

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