危険がいっぱい!リスナーが語る「傘の横持ち」事情

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』、音楽を起点に情報やニュースを届ける「トーマスの箱」のコーナー。3月28日の放送ではB.J.トーマスの「雨にぬれても」をBGMに、先日取り上げた「傘の横持ち」の危険性について、塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーがリスナーからの反響を紹介しました。
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「傘の横持ち」とは、傘の柄を横に持ち、歩く際に振り回してしまうような持ち方のこと。
先日の放送では、東京都が行った実験で「横持ち」状態の傘がぶつかった時の衝撃力がピアノ1台分に相当するという結果が話題になりました。
この話題に、リスナーから様々な意見が寄せられました。
「いわゆる横持ちは持ちにくいと感じるので、やったことはありません。ちゃんと先端を斜め前、下に向けて持ちます」(Aさん)
「傘の横持ちは見ていても多いですよ。そういう人に限って横持ちしている手をぶんぶん振っているから、危なくてしょうがないです」(Bさん)
日傘も油断は禁物
塩見「手というのは自然に振れるものです。その人は振る気はなくても、手で持った瞬間から振っちゃうわけですよね。危なくてしょうがないですよ」
小高「今日なんか本当に気を付けた方がいい」
この日は朝に雨が降った後、止んだタイミングだったため、傘の横持ちが多くなりそうな状況でした。
塩見「女性の日傘も怖いですよ。階段とかで、男性の目の高さに来る時がありますから。日傘を使わないでくれっていうんじゃなくて、気を付けてほしいということでございます」
雨傘も日傘も、持ち方次第で同じように危険が生じます。
高校生カップルに注意
リスナーの中には、実際に注意した経験がある方もいます。
「高校生のカップルの男の子が、傘の真ん中を持ってブンブン振るように歩いていて当たりそうで怖かったので『すみません。傘の先が当たりそうで怖いので、横向きではなくて立てて持ってください』って言ったことがあります」(Cさん)
Dさんは以前、息子さんから「今は中高生でも注意すると暴力振るわれることがあるから、問題があっても言わない方がいい」と言われたことがあり、「うるせぇ!ババァ!こっちの勝手だろ!」ぐらい言われるかと思ったそうですが…。
「彼女が隣にいたせいか、ムッとした顔でちょっと睨まれましたが『すみません』と言って縦に持ち直してくれました」(Dさん)
想像力不足の社会
この体験からDさんは、より広い社会の問題にも目を向けています。
「今の若い人に限らず、いい大人でも想像力がないというか『こういうことをしたら最悪どうなるんだろう』なんて考えないように思います。場合によっては人生を狂わせてしまうようなこともあります。目を突いたりしたら大変ですよね。傘のことだけではなくて、自分の行為が周りの人に迷惑をかけていないか、自分も含めて考えないといけないのでは」」(Dさん)
塩見「自分が何も考えずにしていることでも、『ひょっとしたらこれが悪いことしてるんじゃないか』ということを考える。この想像力は大事だということですね」
小高「畳んでる時も、取っ手の部分を持ったり、腕にかけるのもいいですけれども。あんまりぶらんぶらんしないように。気を付けましょうね」
雨上がりの街中で特に気をつけたい傘の持ち方。周囲への配慮が事故を防ぎ、安全な社会につながります。
(minto)
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