鳥取から新人アナがフレッシュなレポートをお届け!全国初・DNAで「弥生人」の顔を復元。 現代でも親しみのある顔立ちに驚き!
弥生時代と言えば、皆さんが思い出すのは米作り?弥生土器?今回は鳥取県から、世界的にも珍しい弥生時代の遺跡の話題です。
CBCテレビ『ゴゴスマ』の「列島生報告!今日はダレなんサー」。全国の名物アナウンサーがご当地の魅力を生中継で紹介するコーナーです。この日は鳥取市青谷町からBSS山陰放送の入社1年目、松原佑基アナが出演しました。
プロフィールの「コーヒーに人生を捧げたアナウンサー」に注目したMCの石井亮次アナが呼び掛けると、「♪ダバダ~」でおなじみのコーヒーのCM曲でコーヒーを抽出する松原アナが登場。「初めての全国中継、緊張するなあ。今日は奮発して、ケニアAA(ダブルエー)の4番ローストだ」とマニアックな語りと共に一口。中継開始に気付き、あたふたするという小芝居でスタートです。石井アナは頑張る新人アナを温かい笑顔で見守ります。
この日の中継は「青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡展示館」から。青谷町では弥生時代の様々なものが出土しています。松原アナは、弥生時代の服装「貫頭衣」を身にまとい、「コーヒーの発祥は1200年前ですが、今日は約2000年前の弥生時代の話題です」とリポート開始です。
展示室では、漁の道具や狩りに使われた弓矢などを見ることができます。「歴史の授業を思い出してください。弥生時代に始まったものといえば、『米作り』です!」と松原アナが示した一角には、田を耕す鋤や鍬、石包丁などが並んでいます。そして、授業で習ったと言えば「弥生土器」も。
ここで県の遺跡を担当する青谷上寺地遺跡整備室の浜本利幸さんが、本物の弥生土器を手に登場。浜本さんは「表面が黒っぽいのは、すすが付いているから。この土器を使って弥生人は米を炊いていました」と解説してくれました。
青谷上寺地遺跡では、とてもすごい発見も。遺跡からは100体以上の人骨が見つかっていますが、そのうち3体の頭蓋骨から、当時の人の「脳」が見つかりました。弥生人の脳の発見は国内初で、世界でも稀なことです。鳥取県では、頭蓋骨の形とDNA情報をもとに、「青谷弥生人」の顔を復元。復元した弥生人の顔は、公募で「青谷上寺朗(あおやかみじろう)」と命名されました。
今回は特別に、復元した青谷弥生人を見せていただきました!松原アナは「今にもしゃべりだしそうなお顔です。DNAから髪の毛は太くて剛毛だと分かり、再現されています」と特徴をリポート。スタジオから「ちょっと浜本さんにも似ている?」と感想が出ると、浜本さんがすかさず弥生人の横に並んで一礼。スタジオの面々も爆笑。確かに現代にもいそうな顔立ちです。
実際に「青谷弥生人そっくりさんコンテスト」を開催し、似ている顔を募集したところ、全国から200以上の応募がありました。その中からAI判定で90%以上シンクロしているという10人を選出し、パネル展示しています。とても親近感を持てる顔立ちの青谷上寺朗さん。今後、県内外のイベントに出演していくそうです。
石井アナは「入社1年目!どうでしたか、手応えありましたか?」と質問。松原アナは「非常に緊張しましたが、しっかり中継できたと思います!」と小さくガッツポーズ。フレッシュな中継が終了しました。
(3月4日(金)放送 CBCテレビ「ゴゴスマ」より)