ゲームクリエーター日本一などスゴ腕高校生トリオを紹介!トップクラスの技術者たちが通う、名古屋市『愛知総合工科高校』にパンサー向井が潜入!
名古屋市千種区にある『愛知総合工科高等学校』は、建築科、電気科、機械加工科など7つの学科がある愛知県立の高校です。
東京モーターショーの出品や鳥人間コンテストの出場で、三度訪問したことがある向井くん。今回は、スゴ腕トリオがいると聞いておじゃましました。
1人目は、未来のゲームクリエーター日本一に輝いた2年の生徒です。
昨年開催された『日本ゲーム大賞2021』の18歳以下の『U18部門』で、みごと金賞を獲得したこの生徒。2年前に入学してすぐコロナの影響で休校になり、その間にミニゲームを作ってネットで公開したところ、「約8万3000回」というアクセスがあったそう。この大バズリをきっかけに本格的にゲーム制作を始め、金賞を受賞したゲームは半年かけて作ったとか。
その『Balloon Head(バルーンヘッド)』の説明を受けつつ、ゲームに挑戦する向井くん。主人公は、その名の通り、頭を風船にされてしまった改造人間で、押し寄せてくる様々な障害を避け、研究所から無事脱出させる…というゲームです。頭のバルーンを膨らませるとジャンプ力が上がり、しぼませると速く走られるというのが基本的な動き。ゲームを進めていくと水中の場面があり、その場合は頭を膨らませると浮き上がり、しぼませると沈むといった具合です。音にもこだわり、楽しみどころ満載のゲームをなんとかクリアした向井くんは「めちゃくちゃ面白い」と褒め称えます。
さらに、新作も進行中。「一枚かませて! すごいゲーム作りそう」と向井くんは大人のビジネス話を持ち込んで笑わせたのでした。
2人目は、オリンピック銀メダリスト! 何の競技か?というと…、23歳以下の技術者が対象の『技能五輪全国大会』の『ウェブデザイン職種』というもので、社会人も参加する中、昨年この高校の3年生が銀メダルを獲得しました。
課題はホームページを作成することで、審査内容は3割が見た目のデザイン、7割がシステムの部分で、プログラムが重視される大会だそうです。
普段、勉強に使っている分厚い本を見せてもらい、一応ページをめくってみるものの「こんなんなんだ!」と超難解にビックリし、早々に閉じる向井くん。
銀メダルを獲った生徒は、サイトを作りながら本の内容を理解していくそう。
その知識や技術を活かし作った一つが『席替えサイト』というもので、クラスの席替えをするのに1クリックするだけでランダムに振り分けてくれる便利なもの。実際に2年の時の席替えで使ったとか。「このような役立つサービスを作って、色々な人に使ってもらえたらなと思います」と穏やかながら真っすぐな夢を教えてくれました。
そして、3人目は、甲子園ベスト8に入り、大健闘した2年の生徒です。
その甲子園とは、昨年出場した全国選抜高校生溶接技術競技会…通称「溶接甲子園」です。金属を溶かし、繋ぎ合わせていく溶接。実演をして、見せてくれた作品は、巨大なダンゴムシです。制作期間を聞くと「4時間くらい」と、思いのほか短いことに向井くんは驚きます。
さらに、仲間と力を合わせて作った超大作を見せてもらいました。
その3つの作品のうち、この生徒が担当したのは、躍動感ある闘牛の作品です。
布が角に引っ掛かり、なびく様子も一枚の鉄板で作り上げてありました。
作品「夢結いし燈牛(ゆめゆいしとうぎゅう)」に込めた意味をきいてみると、「未来に向かって力強く進んでいったり、心の中に湧き上がる情熱を表現したかった」と語ってくれました。
高校生の時点で卓越した技術を身に付けている3人に会い、将来への心強さを感じた向井くん。「彼らの作品に触れられるのも、遠い未来じゃない」と愛知総合工科高校の訪問を締めたのでした。
(CBCテレビ“チャント!”内『いざ、学校に向井ます』 パンサーの向井慧が東海地方の学校を訪ね、生徒や先生を紹介)